【お知らせ】
チャリティ企画:10/1(日)ヒマラヤの山奥に暮らす、むっちゃんとのZOOMお話会(録画視聴可)、お申し込み受付中。詳しくはこちら
10/2(月)野草入り酵素作り&ピラミッドでヒプノvol.19@梁川(山梨県)、お申し込み受付中。詳しくはこちら。WSは9/25、宿泊は9/22お申し込み〆切です。

【リトリート】
9/20(水)〜23(土)屋久島リトリート3泊4日(希望者は4泊)は、お申し込み受付終了しました。残1席はあるので、行きたい方はご相談下さい。詳しくはこちら
10/22(日)〜25(水)大分・阿蘇秘湯巡りリトリート🍁3泊4日は、満員御礼となりました。キャンセル待ちご希望の方はお気軽にメール下さいね。告知はしてませんが、基本はこちらをご参考まで。
11/9(木)〜13(月)奄美大島リトリート3泊4日/4泊5日は、リクエストで満員御礼となっております。キャンセル待ちご希望の方はお気軽にメール下さいね。


【ゼニスオメガヒーリング・プラクティショナー養成講座】
2020年より、ZOOMでのオンライン授業が可能になりました。詳しくはこちら。テキストを事前に送る都合上、開催1週間前には受付終了とさせていただきます。2023年4月より対面授業も再開しますが、オンラインの方が人数は集まりやすいです。
オンラインでのレベル4、5のリクエストをいただいてます。あと1名で日程確定しますので、ご希望の方はメール下さいね。
レベル1〜5まで、ご希望に合わせて随時開催中です。他校からの生徒さんもどうぞ。お気軽にお問い合わせ下さい。授業内容について詳しくはこちら

RASセルフケア講座に関するQ&Aはこちら。(受講された方へ)

2012/06/26

ジル・ボルト・テイラーの「奇跡の脳」


以前のブログで「記憶」について書いたことがありますが、
時々、この世界を認知している自分の脳が正常に作動しなかったら、
自分にとってのこの現実はどう変わってしまうんだろう…
なんて、思うことがあります。

ジル・ボルト・テイラー著「奇跡の脳」は、
それに答えてくれる本でした。

彼女は、統合失調症のお兄さんが、
自分とは全然違った方法で現実をとらえ、
風変わりな行動をとるのを見て、
「たった今、全く同じ体験をしたはずなのに、
どうして私と兄で完全に解釈が違ってしまうのか」、
若い頃から人間の脳に興味を持ち、脳科学者になった方です。

そんな彼女がある日突然、脳卒中で倒れ、
左脳が機能しなくなってしまいます。
その代わり、右脳だけの、静寂の世界を体験することになるのです。

ヒプノセラピーでは、催眠状態になることで、
普段の私たちをほぼ支配している左脳
(考えたり分析したり判断したりする脳)にお休みしてもらって、
右脳(直観や創造に繋がっている脳)と繋がってもらうわけですが、
とはいえ、もちろん左脳は実際に機能を失ったわけではありません。

完全な右脳だけの世界って、どんなものなのでしょう?
彼女はこんなふうに書いています。

***

左の脳の「やる」意識から右の脳の「いる」意識へと変わっていったのです。小さく孤立した感じから、大きく拡がる感じのものへとわたしの意識は変身しました。言葉で考えるのをやめ、この瞬間に起きていることを映像として写し取るのです。過去や未来に想像を巡らすことはできません。なぜならば、それに必要な細胞は能力を失っていたから。わたしが知覚できる全てのものは、今、ここにあるもの。それは、とっても美しい。

「自分であること」は変化しました。周囲と自分を隔てる境界を持つ固体のような存在としては、自己を認識できません。ようするに、もっとも基本的なレベルで、自分が流体のように感じるのです。もちろん、わたしは流れている!わたしたちのまわりの、わたしたちの近くの、わたしたちのなかの、そしてわたしたちのあいだの全てのものは、空間の中で振動する原子と分子からできているわけですから。言語中枢のなかにある自我の中枢は、自己を個々の、そして固体のようなものとして定義したがりますが、自分が何兆個もの細胞や何十キロもの水でできていることは、からだが知っているのです。つまるところ、わたしたちの全ては、常に流動している存在なのです。

左脳は自分自身を、他から分離された固体として認知するように訓練されています。今ではその堅苦しい回路から解放され、わたしの右脳は永遠の流れへの結びつきを楽しんでいました。もう孤独でもなく、淋しくもない。魂は宇宙と同じように大きく、そして無限の海のなかで歓喜に心を躍らせていました。

***

私たちがこの現実世界で生きていくためには、
左脳の機能は欠かせないものですが、
こんな右脳の世界も魅力的ですよね。

「今この瞬間を生きなさい」とはよく言われますが、
右脳が得意とすることなのが、この文章からよく分かります。
だから、人は瞑想をするんですね。

先のテイラー博士の演説映像を見ると、
この本の概要は掴めると思いますが、

8年間のリハビリを経て復活した彼女の本を読むと、
脳についての勉強になるだけでなく、

科学者の目を通して見た認知能力が衰えていく過程、
右脳の意識への旅、意識的に右脳と繋がる
(=自分を自分でコントロールする)方法、
そして脳障害を抱える方が回復するために必要なことまで、
知ることができます。

私たちが普段当たり前だと思っている、自分の身体のこと、
ちょっと見直してみませんか?

今この瞬間も活動している、自分を形作っている50兆もの細胞に、
感謝せずにはいられなくなりますよ。





2012/06/17

ディーパック・チョプラの「人体の驚異」


この映像は、インド生まれの医学博士で、99年米「タイム」誌の「20世紀のヒーロー&アイコン100人」にも選出された、米国を代表するスピリチュアル・リーダー、ディーパック・チョプラが「人体の驚異」について語っているものです。

「肉体の神秘を知ることは、人生の隠された面を理解するための良い出発点です。というのも、表立って見えないものの、肉体の神秘は明らかに存在するからです。(略)
あなたの体内のすべての細胞は、身体全体の幸福のために働いています。個人的な幸福は二の次なのです。必要であれば、細胞はあなたの命を守るために死を選び、しばしば実際に死んでしまいます。それぞれの細胞の寿命の連携が、私たちの寿命を形成しているのです。例えば、皮膚細胞が毎時間数千個も消滅していく一方、免疫細胞は体内に浸食する病原菌と闘っているというように。細胞には、利己性は存在しません。」(「人生の本質」より)

こうしている間にも、私たちの体内では、50兆もの細胞が常に機能している訳ですから、普段は当たり前すぎて気にもとめていないものの、考えてみれば本当に神秘です。

こんなふうに、医師の視点から説かれるスピリチュアリズムには説得力があり、彼の著書の発行部数は全世界で2000万冊を越えているといいます。

私がチョプラ博士を初めて知ったのは、5年程前、ビジュアルプロデュースの仕事をしていた際、会食する機会のあった、日本で知らない人はまずいないであろう某有名ブランドの、元社長さんからでした。最近読んでいる本は?という質問にチョプラ博士の名前があがり、その本の影響で、意識次第で細胞さえも変容する、だから自分は120歳以上は生きるのだ、とおっしゃっていたのが印象的で、真意はともかく読んでみよう、と思ったのです。

成功した実業家の多くが、このように、いわゆるスピリチュアルな本を手にしていることも興味深い現象ですよね。先に本を読んで何かしらの成功哲学を掴み、実践して成功した方々もいるでしょうし、成功した後で、やはり物質的な充足だけでは何かが欠けていることに気づき、精神的な充足を求めて本を読み始めた方々もいるでしょう。いずれにしても私は、しっかり地に足をつけて仕事をこなしながら精神的な道も探求している人は信頼していい、と思っているし、その本には、読むに値するだけの何かが書かれているはずだと思いました。

たまたま、時を同じくして雑誌「VOGUE」でもチョプラ特集が組まれているのを見つけました。マイケル・ジャクソンと一緒の写真に始まり、デミ・ムーア、バーバラ・ストライサンド、マドンナなどのハリウッド・スターから、クリントン前大統領やゴルバチョフ元大統領といった政治家に至るまで、その交流関係は華やかで幅広いとあり、「そんなに有名な人だったんだ・・・」とびっくり。成功者の心をこれだけ掴めるということはやはり何かあるはず、と思い、著書を読むだけでなく、改めていろいろ検索してみました。
こちらのサイトから登録できるメールマガジンもためになりますよ。



こちら↑の「ハート(心臓)の大いなる英知」について語る内容は、先日ブログに書いたキャロライン・メイスさんの言っていることとも重なるなぁと思います。

ワイス博士もそうですが、西洋医学に限界を感じ、東洋医学やスピリチュアリズムも取り入れ、ホリスティックに考えられるお医者さんが増えていくことは、とてもありがたいことですよね。心と身体は一体だからこそ、全体のバランスを整えることが大事。薬だけでは、心の問題は解決できません。私のところにも、「心療内科に通っているけれど、このまま薬では治るとは思えない」と言って来て下さる方々がいます。身を以て気づくことももちろん大切だけれど、お医者さんが私たちのような者と連携して治療にあたっていけるような環境ができたらもっといいのに・・・とも思います。

医学的なアプローチからスピリチュアリズムを理解したい、という方は、チョプラ博士の著作「人生の本質」あたりから、読んでみてはいかがでしょうか。

   

2012/06/15

マウイ太鼓 東北ツアー


ちょっとお知らせさせて下さいね。
もう何年もハワイに通っている写真家の友達、岩根愛ちゃんが福島にルーツを持ちハワイで育まれた「マウイ太鼓」の東北公演ツアーを今週末からスタートさせます。
東北在住の方、よかったらいかがですか?


6/16 米沢 『100年の鼓動』上映 13:30〜&15:00〜
 会場:米沢置賜総合文化センター 4Fスタジオ

6/17 いわき マウイ太鼓公演 10:30〜 
 会場:スパリゾートハワイアン

6/17 三春 『100年の鼓動』上映18:30〜/マウイ太鼓公演19:30 
 会場:三春交流館 まほら 

6/22 米沢 『100年の鼓動』上映16:00〜/マウイ太鼓公演17:00 
 会場: 万世コミュニティセンター 

6/23 米沢 米沢響2012出演 (マウイ太鼓は12:00前後の出演予定) 
 会場: 伝国の杜ピロティ 屋外特設ステージ 

6/24 磐梯熱海 ふくしま太鼓フェスティバル出演 (マウイ太鼓は11:55出演予定) 
 会場:郡山ユラックス熱海


*ふくしま太鼓フェスティバルのみ当日券2,500円(前売券2,000円)、他は観覧無料。 

マウイ太鼓は日系4世のケイ・フクモトが福島移民の曾祖父から受け継いだ福島太鼓を次世代に伝えるため、16年前に始めた太鼓の会です。『フクシマ・オンド』を通して福島移民の子孫としての強いつながりを感じているマウイ太鼓は、震災以降、さまざまなかたちで東北支援をしてきたこともあり、この度、南相馬市の相馬野馬追太鼓さんを通じて、6/24に行われるふくしま太鼓フェスティバルに招かれたそうです。それをきっかけに、この東北ツアーが企画されましたが、ツアー自体はメンバー全員自費で来るので問題ないものの、ハイシーズンと円高もあり、かなり高い旅費になってしまっているので、日本国内の移動費や各イベント経費などを少しでも支援してもらえたら、とのこと。先リンクから支援もできますので、よろしければ見てみて下さい。

マウイ太鼓を語り部とした、ハワイ日系人の近代史が描かれているドキュメンタリー映画「100年の鼓動」も面白そうですよ。
サイトの中の予告編、見てみて下さいね。



2012/06/10

キャロライン・メイスのチャクラ論


みなさんは、神学者で直観医療者であるキャロライン・メイスさんの「7つのチャクラ」という本を読んだことがありますか? チャクラやエネルギー、心と体の繋がりに興味を持つ人には、結構知られている名著です。原題は'Anatomy of The Spirit'、つまり「魂の解剖学」。そのタイトル通り、臨床事例を交えながら、かなり学問的、論理的に書かれているので、いわゆるスピリチュアルは苦手、という方にでも割と受け入れやすい内容になっているのではないかと思います。
(チャクラについて以前書いたブログはこちら。)

この映像は彼女が「チャクラエネルギーのしくみ」について語っているものですが、エネルギーを銀行投資に例えている辺り、とてもアメリカ的ですよね。(笑)
これだけを見るととてもドライに感じる方もいるかもしれませんが、本を読めば彼女がいかに地に足のついた優れた直観医療者かが分かりますよ。

***
「癒す」と「治す」は同じではない。(略)
治す、というプロセスは受動的だ。患者は医師や処方される治療処置に、自分をいかようにしてもいいという権限を与えてしまう傾向がある。これに対し、癒しとは、自分から取り組む積極的な内面のプロセスである。これまでのものの見方や記憶、信念などを見直し、自分が感情的、霊的に百パーセント回復する妨げになる否定的なパターンをすべて手放したいと欲することだ。この内面の再検証の過程で、明確な意志を持って生きる人生をあらためてつくり出そうとする時、それは必ず自分のまわりの状況の見直しへとつながっていく。この意思とは、自分の人生についての真実、そして自分が気をどういうかたちで使ってきたのかについての真実を見すえ、それを受け入れられる意思であり、気を、愛と自己敬愛の気持ちや、健康を創造するために使い始めようという意思のことだ。
***
何よりもまず、癒しはひとりでする作業なのだ。誰も本人の代わりに癒してあげられる人間はいない。もちろん助けることはできるが、癒されるために執着を捨てなければならないつらい体験や記憶を、その人に代わって手放してあげることはできないのだ。
***
五番目の課題は、誰が、ということよりも、何が自分から力を奪っているのかを問いかけることではじまる。気を奪っている人間とは、実は自分のある部分の反映にすぎないと理解しなくてはならない。たとえば、誰かに嫉妬しているとしたら、あなたにとっての問題はその人ではなく、その人に反映された自分の影なのだ。嫉妬している対象の人に焦点を合わせても、自分を癒すことにはならない。つぎからつぎへと同じことを教える「教師」が送られてくるだけであり、新しい教師は前の教師よりも強烈になっていくことだろう。あなたの課題とは、その教師に反感をもつことではなく、教えられるレッスンを学びとることなのだ。自分の力が枯渇している原因が、ある特定の人にあると誤って判断すると、恐れと批判の悪循環に陥る。(略)自分の視点の対象を、教師ではなく、その学びに置くことができれば、それだけですでに象徴的なものの見方のメリットを、かなりの部分手にしたことになる。
***
人生で出会う困難は、それぞれが愛の、ある一面のレッスンだ。この困難にどういう態度でのぞんだかは、私たちの細胞組織に記録される。人生の選択の結果が、身体に現れるという人生を私たちは生きているのである。
***

いくつか抜き書きしてみました。↑
彼女の考え方には、ヒーラーとしてもとても共感できるし、納得できることばかりです。

私も、ヒーリングをする上で(もちろん人生の上でも!)一番大切なのは「本人がどうしたいと意図するか」だと思っています。
これは、他人にはどうしようもできません。
同じヒーリングをしても結果が人によって違うのは、受け入れる側の状態が違うからなのです。例えばよく言われるのは、極端な例になるかもしれませんが、普段親にかまってもらえなかった子供が病気の時だけやさしくしてもらえた場合、もしくは、普段夫に冷たくされていた女性が病気の時だけやさしくしてもらえた場合などは、「病気になればいいことがある」という思考パターンがインプットされてしまい、それが病気がよくならない原因になることがある、というもの。どれだけ本気で手放したいと思っているか、手放す覚悟ができているか、は結果に作用します。
たとえ身体的疾患の問題でいらしたクライアントさんであっても、心の問題をクリアリングするシートを平行して施術する必要があることが多いのは、このためです。
心と身体は繋がっているのです。


「7つのチャクラ」の中で定義されている各チャクラの学びについても引用しておきたいと思います。

第1チャクラ 物質世界についての学び「すべてはひとつなり」
第2チャクラ セクシュアリティ、仕事、物欲についての学び「互いを尊ぶべし」
第3チャクラ 自我、人格、自己敬愛についての学び「自分を尊重せよ」
第4チャクラ 愛、許し、慈しみについての学び「愛は神なる力」 
第5チャクラ 意思、自己表現についての学び「個人の意志を捨て、神なるものの意思に従うべし」
第6チャクラ 知性、直観、洞察、叡智についての学び「真理のみを求めよ」
第7チャクラ 霊性についての学び「いまという瞬間に生きよ」

神と言っても別に特定の宗教とは関係ありません。もっと大きな意味での神です。なので「神」という言葉を毛嫌いせずに、本の中の詳しい説明を是非読んでみて下さい。読み終えた頃には、今まで自分の人生に起きてきた様々な出来事を、冷静に俯瞰して見ることができるようになっていると思いますよ。


   

2012/06/06

金星の日面通過



昨日の部分月食も、今日の金星の日面通過(ヴィーナス・トランジット)も、東京では見ることができず、残念でしたね。次は2117年ということですから、今世で見るのはどうにも無理そうです。

ところで、地球も金星も太陽のまわりをまわっているわけですが、地球と金星が8年間で5回出会って、その出会ったポイントを線で結ぶと、太陽を真ん中にして、見事に黄金比での五芒星(ペンタグラム)になるって話、聞いたことありますか? 私は今回初めて知りました。
この映像は、それを表現したもののようです。
そして現在の五芒星の5点は、2004年の6月8日に始まり、
2012年6月6日(つまり今日)までの、8年間で描かれているとか。
次の五芒星サイクルに入るのはまた105年も後・・・ということを考えても、私たち、やっぱりすごいタイミングに生きている気がしてきますよね。

五芒星は、陰陽道では魔除けの呪符としても使われています。
五芒星の完成のタイミングが何を表しているのかは分かりませんが、金星と地球のエネルギーが相互作用していく感じはしますね。
金星と言えば、よく「愛と美の惑星」のように言われますが、それだけではないようで・・・こちらの鏡リュウジさんの公式サイト「金星の解釈をめぐって」がなかなか面白いですよ。
まあでも、time is money から time is art な時代には、なっていくんだろうなぁ・・・


あとこちら、John Wadsworthさんという占星術師がどういう方かは存じませんが、金星が、五芒星だけでなく、黄金比渦巻きと同じラインでハートも描いている、ということを伝えています。(英語が分からない方、すみません。映像中の図から感じ取って下さい。)

宇宙のすることって、いちいちすごいとしか言いようがありません。
たとえ金星の日面通過を見ることはできなくても、この状況がすでに大きなエネルギーのシフトであることに変わりはないんですよね。
金星からのギフトを受け取ることで、これからまた地球に住む私たち全体の意識がどう変わっていくのか、楽しみです。