さて、「その2」は、3日目の朝からスタート。
今回のリトリート物語は、
「自己否定」と「受け取る」をテーマに
全体の流れ、繋がりができあがっていった感があるので、
まだ「その1」を読んでない方は、先にそちらを読んでもらった方が
何かが伝わりやすいかもです。^ ^
7:00に朝ごはん。
海の幸が豊富な島では、毎回がお魚祭り♪
何を食べても、ハズレなし。
8:00にはチェックアウトして、女嶽(女岳)神社へ。
道はちょっと分かりづらかったですが、
軽く登って、なんとかたどり着きました!
写真は、女嶽神社の御神体である巣食石(スクヒイシ)。
3mを越す大きな岩です。
ゼロ磁場でもあり、コンパスの針が正常に働かないとか。
(試してないけど)
ここ、なんだかとっても気持ちがよくって、
しばし岩盤浴をしてしまいました。
Rさんは「すごい汗が出てきた!なんで〜?!止まらない〜!」
と言ってましたが、私も暑くて暑くて。
ホントに、汗が出てくるのです。ひとしきり出たら、止まりましたけどね。
エネルギーが循環する感じ。
女性性が活性化したかな?!( ´艸`)
岩の裏側には、こんな風にたくさんの木や草が生い茂っていて、
なんだかジブリ・ワールド♪
岩が、ゴォォ〜〜〜って、動き出しそうな。(笑)
この辺の道にも、
蝶が「ようこそ〜」とばかりにたくさん舞っていましたよ。
拝殿は、御神体から10〜15分くらい歩いたところにありました。
女岳の山頂あたり。
祭神は天鈿女命(アメノウズメノミコト)。
天岩戸に天照大神が御隠れになった際に、踊って誘い出した神様ですね。
猿田彦の奥さんでもあります。
巣食石が見つめる先には、
旦那さんである猿田彦が祀られた男嶽(男岳)神社があります。
男嶽と女嶽は夫婦神社になりますので、
セットで参拝すると良縁に恵まれるとか。
私は基本、なんでも自分次第だと思ってるので、
そういうのはどっちでもいいんですけど、、^ ^;
自分の中の男性性と女性性の統合には興味があり。
そういう意味では、陰と陽、
できればどっちもバランスよく巡りたくなっちゃうのよねぇ。
というわけで、もちろん男嶽神社にも参拝。
可愛らしい見猿、言わ猿、聞か猿、が、
出迎えてくれました。^ ^
明治時代までは山全体が御神体とされていて、
入山が許可されてなかったそうです。
狛犬の代わりに、お猿さん。
盃を持ってます。(笑)
対になっているお猿さんは、
徳利を抱きかかえてます。
お酒が好きなのね〜。愛らしい。。(笑)
拝殿の裏には、200体を超えるお猿さんの石像が。
昔は石牛を奉納していたそうで、
猿に混じって時々、牛さん。( ´艸`)
壱岐牛も、有名ですからねぇ。
後ろに見えているのは、巣食石と同様に
コンパスの針が正常に動かなくなると言われる御神体の玄武岩。
なんていうか、、ユニークな作品が多くて
見てるとなんとも和みます。( ´艸`)
ここには展望台もあって、壱岐が見渡せます。
鳥たちが、気持ち良さそうに風に乗って飛んでいるのが印象的でした。
これで、壱岐ともお別れ。
黙ってこの風景を一人眺めるKちゃん。
前日から続く、もやもやとした胸のうちは、、
リトリートってね、
ただ楽しいだけじゃなくて、
自分の内側と向き合わされる流れも、よく起こるのです。
葛藤するのは、ずっとそのままにしてた未消化の感情を
消化する準備ができたから!
だから、いいこと。大丈夫!ってことです。^ ^
11:40発の対馬行きジェットフォイルを予約していたんですが、
30分前に受付と聞いていたので行ってみたら、、窓口は開いてない。
スタッフの方が来たのは結局10分前くらいでした。
ゆ、ゆるい。。^ ^;
博多からやって来たジェットフォイル。
先に壱岐で降りるお客さんを待ってから乗りこむのですが、、、
な、なんと!
Mちゃんが降りてくるとこにバッタリ!!!
(≧∇≦)
いや、壱岐に来るってことは知ってたんですよ。
私の今回の告知を見て、急に壱岐に行きたくなったけど、
土日休みじゃないので日程合わないから、
友達と一緒に行きます!とは聞いてたので。
でも、何時に何で来るとかは聞いてなかったのです。
会える時は会えるもんだ〜っ!(≧∇≦)
しかも、
もー、「きゃぁぁあぁぁあ!!」って、
思わぬ再会に大盛り上がり。(≧∇≦)
大興奮のまま船に乗り込み、1時間ほど波に揺られ、
壱岐の4倍くらいはありそうな、デカイ対馬へ。
レンタカーをピックアップしたら、まずは腹ごしらえ。
街に着いたら、噂には聞いていましたが、
とにかく韓国人が多くて、「ここ日本?!」って感じでしたよ。
ずっと魚が続いたので、対馬バーガーにしてみました。
「パティにひじきを練り込み
イカのステーキを豪快にのせた対馬ご当地バーガー」
なんの違和感もなく、おいしかったです!
40分ほど車を走らせ、和多都美(わたづみ)神社へ。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祀る海宮。
古くから竜宮伝説が残されています。
磯良恵比寿と呼ばれる磐座は、三柱鳥居に囲まれていました。
着いた時はちょうど人も少なくていい感じ
だったのですが、、
帰りにはここも、韓国人の団体さんで
ワイワイしておりました。。
神社はやっぱり、人がいない方が、落ち着きますねぇ。
全然印象が、違う。。
本殿正面の5つの鳥居のうち2つは、
海中にあって、潮の干満で見え方が変わるのが印象的。
写真は、干潮と満潮の間くらい、かな〜。
満潮の時が一番、見え方的には美しいかも。
拝殿の左手にある、こちらの磐座も、三柱鳥居に囲まれていました。
海神・豊玉彦命の墳墓とも言われているとか。
奥の原生林へ進むと、豊玉姫命の墳墓もあります。
お墓とはいえ、原生林の波動のせいか、
この辺、すんごく気持ちよくってねぇ・・・
私は、いくらでもいられる感じでした。
重苦しさは全然ないです。
むしろ、軽い。お墓だけど!(笑)
女性性というか、母性というか。
包み込む優しさを感じる場所でした。
またまた1時間半ほど車を南へと走らせ、
5時には本日の宿、美女塚山荘へ。
なんと!貸切状態でした〜♪
部屋のベランダからは海も見えて、広々。
まずはお風呂に入ってから、またまた海の幸ど〜んっ!な夕食タイム。
全くの想定外だったのが、
この宿のオーナーのおっちゃんの、
なんともオリジナルな面白さ。
ずーっと喋ってるんだけど、独特のテンポで、
どこかすっとぼけていて、つい笑っちゃう。
下ネタ話もいくらでもするクセに、
神社に対しての敬いもちゃんとある。
不思議なバランス感覚の人でした。
「明日はどこに行く予定?」と聞かれ
「八丁郭(角)と多久頭魂神社」って答えたら
「八丁郭はやめておけ。ついでに行く場所じゃない」とピシャリ。
「ついでじゃなくて、最初からそこに行く目的で対馬に来たんです」
と言うと、「ふむ」と一呼吸置いて、
「じゃあ、明日の早朝がいい。連れてってやる。」と
手のひら返し。(笑)
こちらの本気を試すんですよ〜。(笑)
でも、強引ながら、なんやかんやといい方で、
憎めないキャラなのです。
「やまねこダンス」って書かれた奇妙なコーナーがあって、
「これ、自分で作ったんですか?」と聞くと
「そう」と素っ気ない返事をしながら、おもむろに電池をオンにしだす。
これ、映像で見せたかった〜〜っ!!
なんとも脱力なダンスと音楽が・・・・
おっちゃんセンスの、おとぼけっぷりが・・・
オモロ過ぎでしたよ。
そしてここで、おっちゃんからも出ました!
「美女3人組」って言葉が〜!ヾ(≧▽≦)ノ
ほらほらほらほら〜〜〜っ。
3人で顔を見合わせて、目を丸くして笑い出したのは
言うまでもありません。
もちろん「ありがとうございます!」って受け取りました。
意味がわからない方は、
「レポその1」から読んでくださいませ〜。
「受け取ってこう!」って決めたら、ホントに
どんどん言われるようになっちゃったんですね〜。
( ´艸`)
本気かお世辞かとか、どーでもいいこと!
受け取れるか?受け取れないか?
自分の反応を見てあげる方が、よっぽど意味があります。
しかもおっちゃん、結婚してるクセに特にRさんが気に入っちゃって
「若い時、モテたでしょ〜?」とか
「こっちに引っ越して来たら?部屋ならあるから。」とか
ガンガン口説きまくっておりました。( ´艸`)
そんな流れもあって、
リトリート最後の夜は、「自己否定」と「受け取る」について
3人でいっぱい話しましたよ〜。
別にいいんです。自己否定してても。
ただ、自己否定してる自分はダメだ!って、
さらに否定を重ねないこと!
自己否定してても、いいや〜。って
そういう自分であっても許すことです。
自分の気持ちに抵抗せずに、
そうやって感じて(消化して)あげる方が、
かえってその気持ちは抜けていくものですよ。
翌朝は6時出発で八丁郭へ。
天道信仰の聖地であり、天童法師のお墓と伝えられている場所です。
約束どおり、おっちゃんが案内してくれました♪
車を止めたら、こんな道をしばし歩いて奥へと進んでいきます。
おっちゃんが道案内してくれたのは、ここまで。
この先が道なき道で、原生林の中を15分くらいかな、進むのですが、
地元の人には「オソロシドコロ」としても知られ
長く俗人の立ち入りを禁じていた場所だけあり、
おっちゃんもそうそう近づこうとは思わないようです。
でも、二度ほど大病した際にお参りして助けていただいたそうで。
おっちゃんの天童さんへの並々ならぬ崇拝の気持ちは、
とても伝わってきました。
宿に泊まりに来たお客さんで、お参りして
末期ガンが治った方もいるとか。
鳥居には名前が彫られていません。
意味深〜。( ´艸`)
個人的には、神社の鏡と同じような気がします。
自分と、向き合う。
自分の中を、くぐるような、もの。
いくつもの鳥居を、抜けていきます。
あとは、道なき道。。
この辺は、龍良山の麓でもあり、この森全体が聖域なので、
すごく気持ちが良かったです。
原生林って、やっぱり、いい!
早朝で光が入ってないから、写真は暗く見えますけどね〜。^ ^;
手前の鳥居は倒れかかってました。
結界が解かれている、ってことでしょう。
無事にたどり着きました〜!
石積みのピラミッド!
私が天童さんからいただいたメッセージは
まっすぐに力強く、まず、「命!」と。
その言霊が響き渡った後で、
「命を尽くして、生きなさい」と。
シンプル。
なんか、すごく明快、明晰で、シャーーっと、
迷いのない、筋の通ったエネルギーでした。
清々しい。。
帰りに、おっちゃんオススメ、
「ここのお水をいただいて、病気が良くなったんだ」
という、川のお水を汲ませていただきました。
そして聖域から一転(笑)、
おっちゃんのオモシロ恋愛遍歴話を聞きながら、
眺めがいいという山の上の方へ。
おっちゃんが「旅はいろいろ起こらんとつまらんからねぇ〜」
と呟いておりましたが、全くもってその通り!
人生もしかり!
昇ったばかりの太陽が、本当に美しい場所でした。
静かに見ていたい気もしましたが、
「清濁併せ吞む」を体現したようなおっちゃんの口が
止まることは、ないのであった。。(笑)
そのまま多久頭魂神社にも連れていってくれました。
あら。本日の予定、終わっちゃう。(笑)
ここは、天道信仰の本拠とされてるところです。
原生林の中の、これまた気持ちのいい神社!
でもずっとおっちゃんのおしゃべり付きなので(笑)
改めてまた来ようっと!と思った次第。
これも陰と陽?!( ´艸`)
お堂の奥にあるご神木。
おっちゃんが「あそこに熊がおるように見えるけん」と言うので
もう熊にしか見えんけん。
そしてその奥に、おっちゃんオススメの場所。
確かに!すんばらしい異次元空間!
また来てのんびりしたいと思いました。
おっちゃん、しょーもないことばっかり言うんだけど、
その感覚は、間違ってないんだよねぇ・・・
ホント不思議な人。
戻って来たのは8:30。
なんやかんや2時間半の朝散歩。^ ^;
奥様、お待たせしました!
朝食、いただきま〜す!
若奥さんは、そんなダンナのことをよ〜くお分かりで、
「いつものこと」とばかりに苦笑いしてました。
すでに本日の予定を終了してしまった私たちは、
朝食後も10:00のチェックアウトまでのんびり。
こういう、まったりタイムが、意外といいのよねぇ。。
愛犬・豆子にも見送られ、
おっちゃんのおかげで笑いいっぱいの滞在となった山荘ともさようなら。
そしてまた、多久頭魂神社へ。
おっちゃんがいないと、静か!(笑)
光も差して、いい感じでした〜。
境内には、高御魂(たかみむすび)神社もあり、
造化三神の一柱である、高皇産霊神が祀られています。
個人的な体感としては、
対馬は全体的に「陽・男性性」のエネルギー、
壱岐は「陰・女性性」のエネルギーって感じがしますね。
ここのご神木、やっぱり好きだわ〜。
右下にマゼンタの光が写ってるけど、まさにマゼンタの感じ。
宇宙の包み込むエネルギー。
Rさんの前あたりに、まっすぐ縦に一本の光の線?柱?が写ってます。
これ、もう一枚の写真にも写ってたんだけど、、
アップにして見ると、虹色。
なんか不思議よねぇ?(笑)
やっぱりここは、異次元空間。
しばらく、それぞれ、好きに過ごしました。
お堂の向かいの二つの寄り添う祠。
本当に、夫婦みたい・・・♡
ここで写真を撮ると、青とピンクがかって
それがまた男性性と女性性の象徴のようで・・・
愛と調和のエネルギーを、感じました。
まだ午前中だったけど、もう朝から大満足で、、、
気持ちがお腹いっぱい。
十分、満たされましたぁ。
あとは、うどん茶屋でうどん食べて、
対馬グランドホテルで温泉に入って、
「海望の湯」って名前なのに海見えず、、、(T△T)
だったけど、
それもまたよし、ってことで。
15:00には空港へ。
あっという間の3泊4日。
でもやっぱり濃厚だった3泊4日。
壱岐も対馬も、ありがと〜!
おっちゃんおじさん、ありがと〜!
旅の出会いって、ホント面白い。
帰り際、Rさんに
「なんか今回、想像以上に受け取れた気がします…」
と言ってもらえたのも、
とっても嬉しかったです。
「受け取る」って決めるだけ。
それだけで、受け取れるものって、変わります。
「受け取れない」って、自分が制限してるだけですから〜。
まずは、決めましょう!
そして後日、二人が送ってくれた感想も素晴らしかったので、
ぜひ〜〜✨✨
楽しい旅を、一人じゃ味わえない体験を、
ありがとうございました♡
☆リトリートから帰ってきた時に書いたブログ
「起きてきたことを楽しむ。起こることを許す。
を、旅は教えてくれるのです」はこちら。