この映像は、インド生まれの医学博士で、99年米「タイム」誌の「20世紀のヒーロー&アイコン100人」にも選出された、米国を代表するスピリチュアル・リーダー、ディーパック・チョプラが「人体の驚異」について語っているものです。
「肉体の神秘を知ることは、人生の隠された面を理解するための良い出発点です。というのも、表立って見えないものの、肉体の神秘は明らかに存在するからです。(略)
あなたの体内のすべての細胞は、身体全体の幸福のために働いています。個人的な幸福は二の次なのです。必要であれば、細胞はあなたの命を守るために死を選び、しばしば実際に死んでしまいます。それぞれの細胞の寿命の連携が、私たちの寿命を形成しているのです。例えば、皮膚細胞が毎時間数千個も消滅していく一方、免疫細胞は体内に浸食する病原菌と闘っているというように。細胞には、利己性は存在しません。」(「人生の本質」より)
こうしている間にも、私たちの体内では、50兆もの細胞が常に機能している訳ですから、普段は当たり前すぎて気にもとめていないものの、考えてみれば本当に神秘です。
こんなふうに、医師の視点から説かれるスピリチュアリズムには説得力があり、彼の著書の発行部数は全世界で2000万冊を越えているといいます。
私がチョプラ博士を初めて知ったのは、5年程前、ビジュアルプロデュースの仕事をしていた際、会食する機会のあった、日本で知らない人はまずいないであろう某有名ブランドの、元社長さんからでした。最近読んでいる本は?という質問にチョプラ博士の名前があがり、その本の影響で、意識次第で細胞さえも変容する、だから自分は120歳以上は生きるのだ、とおっしゃっていたのが印象的で、真意はともかく読んでみよう、と思ったのです。
成功した実業家の多くが、このように、いわゆるスピリチュアルな本を手にしていることも興味深い現象ですよね。先に本を読んで何かしらの成功哲学を掴み、実践して成功した方々もいるでしょうし、成功した後で、やはり物質的な充足だけでは何かが欠けていることに気づき、精神的な充足を求めて本を読み始めた方々もいるでしょう。いずれにしても私は、しっかり地に足をつけて仕事をこなしながら精神的な道も探求している人は信頼していい、と思っているし、その本には、読むに値するだけの何かが書かれているはずだと思いました。
たまたま、時を同じくして雑誌「VOGUE」でもチョプラ特集が組まれているのを見つけました。マイケル・ジャクソンと一緒の写真に始まり、デミ・ムーア、バーバラ・ストライサンド、マドンナなどのハリウッド・スターから、クリントン前大統領やゴルバチョフ元大統領といった政治家に至るまで、その交流関係は華やかで幅広いとあり、「そんなに有名な人だったんだ・・・」とびっくり。成功者の心をこれだけ掴めるということはやはり何かあるはず、と思い、著書を読むだけでなく、改めていろいろ検索してみました。
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こちら↑の「ハート(心臓)の大いなる英知」について語る内容は、先日ブログに書いたキャロライン・メイスさんの言っていることとも重なるなぁと思います。
ワイス博士もそうですが、西洋医学に限界を感じ、東洋医学やスピリチュアリズムも取り入れ、ホリスティックに考えられるお医者さんが増えていくことは、とてもありがたいことですよね。心と身体は一体だからこそ、全体のバランスを整えることが大事。薬だけでは、心の問題は解決できません。私のところにも、「心療内科に通っているけれど、このまま薬では治るとは思えない」と言って来て下さる方々がいます。身を以て気づくことももちろん大切だけれど、お医者さんが私たちのような者と連携して治療にあたっていけるような環境ができたらもっといいのに・・・とも思います。
医学的なアプローチからスピリチュアリズムを理解したい、という方は、チョプラ博士の著作「人生の本質」あたりから、読んでみてはいかがでしょうか。