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2014/10/30

許すということ


芸術の秋ですね〜。
私はインビテーションをいただいたりしまして、
外苑でやっているTOKYO DESIGNERS WEEK
六本木でやってる東京国際映画祭に行ってきました。
賑わっていましたよ 。

映画は3本拝見したんですが、
特にブルガリアの映画「ザ・レッスン / 授業の代償」には、
普段私が皆さんとお話する「許す」ということについて、
シュールに描かれていましたので、
ちょっと思ったことを綴っておきたいと思います。


主人公は小学校の女の先生。
彼女の教室で、ある日生徒のお金が盗まれてしまうんですね。
先生としては、いろんな手段で盗んだ生徒に申し出るように促すんですが、
うまくいかない。

一方で、家庭では、旦那さんの借金が判明して、
すぐに返済しないと家を売却されてしまうこととなり、
一人そのために奔走するうちに
どんどん金銭トラブルに巻き込まれていってしまう…。

彼女を次々に襲う不幸はひどすぎるんですが、
わざと極端に描ききることで、
リアルだけどちょっとユーモアを感じさせるようにしたんでしょうね。





「先生」という、「正しくあること」を暗黙の了解とされた立場であり、
もちろん本人もそうあるべきだと信じて生きている人間が、
「正しくないこと」をしなくてはならなくなった時、どうなっていくのか?

監督は、実際に「先生が銀行強盗をした」というニュースから着想を得て、
このストーリーを作り上げたと言います。

「先生」も一人の人間ですから、「正しくないことをする」
その可能性はゼロではないわけで、
どんな人にも「絶対にない」ということはなく、
じゃあ、どうなったら、そうなっていくんだろう?
と想像していったわけですよね。

ここまで追い込まれたら、やってしまうかもしれない。

それはもちろん犯罪ですからよくはありませんが、
彼女を「理解する」ことができるように、巧みに演出されています。

ペタル・ヴァルチャノフ監督と主演のマルギタ・ゴシェヴァさん

「人のお金を盗むなんて許されることではない」と
生徒に豪語していた先生が、
まさに人のお金を盗むことになってしまった時、
彼女はどうするのか。

彼女は、最後に誰が盗んだ生徒か知ることになるんですが、
さんざん「絶対に見つけます」と断言していたにもかかわらず、
彼を見逃すんですね。
見逃さざるを得ないというか。
彼に、自分を見てしまったから。
なかったことにしたんです。

「The Lesson」というタイトルは、
文字通りの「学校の授業」という意味もありますし、
もっと大きな「人生のレッスン」という意味もありますよね。

最初「許せない」という気持ちを抱えていた彼女の中には
「絶対に自分はやらない」という思いもあったわけです。

人は、「自分だったらあり得ない」ことをする相手に対して
「許せない」と思うものですからね。
でも、その「あり得ない」ことをやるハメになってしまった。
そうなると人は、そういう相手を「許せない」とは言えなくなります。
そんな権利なんてない…ってなりますもんね。
そこには「理解」からの「受容」が生まれます。

犯罪を犯して犯罪者を理解しろって言ってるんじゃないですよ。
自分の中に「許せない」という感情があったなら、
それを手放すには、「自分にもその可能性はあるかもしれない」
という見方をしてみたらどうでしょう?って思うんです。

アゼルバイジャンの映画「ナバット」。
自然の美しさと対照的に、戦争を生む人間の残酷さと悲しみが
ひしひしと胸に迫って考えさせられます。

数年前にヒプノセラピーを受けにいらしたお客様の体験が
分かりやすいので、書かせていただきますね。
(許可はいただいております)

彼女が見たのは、江戸時代辺りの日本で、お殿様のお父さんを持つ、
裕福で何不自由ない暮らしをする息子としての過去世でした。
ただ、本人も笑ってしまうくらいの「ダメ男」(笑)。

美しい妻をあてがわれてもちゃんと愛してあげなくて愛想を尽かされるし、
お父さんが亡くなって跡を継いでも、
優柔不断でリーダーシップの欠片もないので家来もついてこない。
闘うのも嫌で、条件を飲んで城も敵に明け渡してしまうんですね。

催眠から覚めた後で彼女はぽつりと言いました。
「父に、似てるんですよねぇ…」

大嫌いなお父さんと、同じような性格で、同じようなことをしている自分が、
そこにいたわけです。
今世の彼女には全くない部分だとしても、過去世にはあったんですね。

それが分かってしまうと「許せない」とは言えなくなります。
そういう自分を追体験することで、彼は彼なりに
どういう気持ちでそういう行動をとっていたのか分かってしまったし、
同時に似ているお父さんのことも理解できてしまったわけですよね。
図らずも。

よく、相手は自分の鏡だと言います。
でも、「この人のどこが自分の鏡だっていうんだ?!」ってことも、
よくあると思うんです。
「こんな部分は自分にはない!」って。

ところが、過去世にはあるかもしれないんですよ。
そりゃ、何百、何千とあるわけですから、あってもおかしくないですよね。

鏡っていうのは、今世に限りません。
私たちはいつだって、相手を通して、
自分と向き合う機会を与えられているのだと思います。
それを、私もこのお客さんの体験を通して改めて教えられました。

映像美が素晴らしい&主役の少女が可愛過ぎるロシア映画「草原の実験」。
でもラストがショッキング過ぎてしばらく立ち上がれません。

最近「ヘイトスピーチ」って言葉をよく耳にしますよね。
これは「自分が絶対に正しい」と思っていないとできないことです。
でも「絶対」なんて、あるんでしょうか。
そこには相手を尊重しようという気持ちも、
理解しようという歩み寄りも、一切ありません。

私たち人間は、過去にそのせいで何度戦争をしてきたことでしょう。
今現在も、そうですよね。
相手を責める前に、まず自分を見つめ直す。
難しいこともあるかもしれませんが、そうありたいものです。

「ザ・レッスン」という映画は、
あくまでも個人的な出来事を描いていますが、
その奥には、人としての普遍的なテーマがありました。

私たちの何気ない日常も、そうです。
何気ない日常に、全ての気づきが転がっているように、思います。



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