【お知らせ】
6/11(日)瞑想のためのキャンドル作りと体験ヒプノvol.9@ 芦名(神奈川県)は残5席となっております。詳しくはこちら
6/28(水)野草入り酵素作り&ピラミッドでヒプノvol.18@梁川(山梨県)、お申し込み受付中。詳しくはこちら
屋久島のなおちゃんとのZOOMお話会「クジラと自然と私たち」、6月いっぱいは録画視聴可能です。詳しくはこちら

【リトリート】
ホタルの美しい季節に🌿6/3(土)〜6(火)大分・阿蘇秘湯巡りリトリート3泊4日は、お申込み〆切ました。次は、紅葉の季節の10月下旬🍁(すでに残1席。笑)の予定です。告知はしてませんが、基本はこちらをご参考まで。詳細はお気軽にお問い合わせください。
9/20(水)〜23(土)屋久島リトリート3泊4日(希望者は4泊)は、残1席となっております。女性のみ。詳しくはこちら

【ゼニスオメガヒーリング・プラクティショナー養成講座】
2020年より、ZOOMでのオンライン授業が可能になりました。詳しくはこちら。テキストを事前に送る都合上、開催1週間前には受付終了とさせていただきます。2023年4月より対面授業も再開しますが、オンラインの方が人数は集まりやすいです。
6月に、オンラインでレベル1授業のリクエストをいただいてます。あと1名希望者いらっしゃったら日程を調整して告知し、3名以上になったら開催確定❣️としますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
レベル1〜5まで、ご希望に合わせて随時開催中です。他校からの生徒さんもどうぞ。お気軽にお問い合わせ下さい。授業内容について詳しくはこちら

RASセルフケア講座に関するQ&Aはこちら。(受講された方へ)

2011/02/28

ティク・ナット・ハン16年ぶりの来日


ティク・ナット・ハンが16年ぶりに来日すると知って早速、
東京講演のチケットを買いました。

ティク・ナット・ハンはベトナムの禅僧で、
欧米ではダライ・ラマ14世に並ぶ高い評価を受けています。

キング牧師にノーベル平和賞候補に推挙されたこともあるほどの、
人権活動家でもあります。

私は彼の著作はまだ読んだことがありませんが、
ワイス博士が本の中で彼について書いていたのを読んで、
初めて知り、感銘を受けました。

ここに、ワイス博士の「魂の伴侶」から、
師について書かれた部分を抜粋させていただきます。

***

ベトナムの仏教の僧侶であり、詩人でもあるティク・ナット・ハンは、
一服の茶の楽しみ方について書いている。

お茶を楽しむためには、
人は完全に、今という 時に目覚めていなければならない。
今という瞬間を意識している時にのみ、
手は茶わんの快い温かさを感じることができる。
今という瞬間のみに、香りを楽しみ、甘さを味わい、
繊細さを感じとることができる。
過去のことを思い煩っていたり、将来のことを心配していたりすると、
一杯のお茶を楽しむという体験を失してしまうだろう。
茶わんを見おろすと、もうお茶はなくなっているのだ。

人生もまったくこれと同じである。
今という時に完全に心を向けていないならば、
まわりを見回してみると、もうそれはどこかへ行ってしまっているのだ。
人生の感触、香り、繊細さ、美などをすべて見すごしてしまう。
人生はただ、あなたの目の前をあっという間に通りすぎてしまうだろう。

過去はすでに終わっている。
そこから学ぶことを学び、手放せばいいのだ。

未来はまだここにない。
未来に対する計画をたてるのはよい。
でもそのことを心配し て時間をむだにしてはいけない。
心配は必要ないことなのだ。

すでに起こってしまったことを気に病むのをやめ、
起こらないかもしれないことを心配するのをや めた時、
あなたは今という瞬間にいることができるのだ。
その時、あなたは人生の喜びを十分に体験し始めるだろう。 

***


このことは、ヒプノセラピーの哲学にも関連しています。
前世も含む、過去の思いを思い出すことで、気づき、学び、手放す。
もうそれは終わったこと、過去のことなのだと、
それを潜在意識で理解することで、捕われていた思いからの解放が起こる。
私達は今を生きずに、過去に縛られていることが、
なんて多いことでしょう。

こう考えると、お茶の時間も瞑想のようなものですね。
日々の暮らしの中で、今ここ、この瞬間に、気づきとともにあること。
四季の移り変わりを感じたり、雨のにおいを感じたり、
そういうささやかなことを忘れないでいたいものです。

あるヒーリングの先生が、

「お坊さんが寺に籠って修行するなんて、むしろ簡単なこと。
すでに整った聖なる環境の中で、
聖なる自分でいるようにすればいいんだから。でも、
本当の意味での修行は、俗な世間の中でこそ。
俗の中でいかに聖なる自分でいられるか。その方がよっぽど難しい。」

というようなことをおっしゃっていたのだけれど、
いわゆるスピリチュアルな考え方も、
日常生活に活かせてこそ、だと思います。

私達は目の前のことでいっぱいいっぱいになりがちで、
まわりに振り回されることもしばしばですが、
そういう時こそ、一杯のお茶を楽しむ余裕。
大切ですね。