【お知らせ】
2025年1月より、RAS認定ファシリテーターの更新制度が変更となります。ファシリ講座の受講を検討中の方は、お気軽にお問い合わせ下さいね。

【リトリート】
2025年も2/7以降で、なおちゃんとクジラを見る🐳屋久島リトリート、リクエストいただいてます。他にも希望者いらっしゃいましたら、まだ日程確定前なので、調整できるうちに早めにご連絡くださいね。今回の告知はしてませんが、以前の告知、こちらを大体の参考にしてください。
リトリートのリクエストは、場所や時期にもよりますが、宿などが取りづらいので、少なくとも開催の2ヶ月前、できれば3ヶ月前 にはいただけると嬉しいです。


【ゼニスオメガヒーリング・プラクティショナー養成講座】
2020年より『マスターティーチャーのみ』ZOOMでのオンライン授業が可能になりました。詳しくはこちら。テキストを事前に送る都合上、開催1週間前には受付終了とさせていただきます。2023年4月より対面授業も再開しますが、オンラインの方が人数は集まりやすいです。

レベル1〜5まで、ご希望に合わせて随時開催中です。他校からの生徒さんもどうぞ。お気軽にお問い合わせ下さい。授業内容について詳しくはこちら

RASセルフケア講座に関するQ&Aはこちら。(受講された方へ)

2020/07/28

箱根本箱で出会った本たち① 高木正勝「こといづ」


去年、亭田さんとデコさんのブラウンズフィールドリトリートで
出会ったサエリンに誘われて、とある平日に、
前から気になってたブックホテル
「箱根本箱」にお泊まりして来ました♪

サエリンは今、旅をお仕事にするべく、
旅雑誌「SORADIA」アンバサダーとして、
写真と文章に磨きをかけていて、その熱量もハンパなく
行動力も瞬発力も、スゴイ✨
しかも、とっても楽しんでる。😆

書くレポも優しく美しいので、
そこに私なんぞが割り込むのも邪道極まりないと思いつつ、
ブログとかの、いつもの感じで大丈夫だからと促され😂
今回の滞在の感想、私も半分だけ、書かせていただきました❣️


部屋には露天風呂とハンモック。
ハンモックに揺られ、足湯をしながら本を読むこともできます。☺️


日販の保養所を「自遊人」の社長で編集長の岩佐さんが
プロデュースして改装されたホテルだけに、
あちこちに本たちが、遊び心を感じる置かれ方をしてるんですよ〜。
その数1.2万冊!
しかも読むだけじゃなくて、買うことも可能っていう。


部屋ごとに、著名人がセレクトした本箱っていうのもあって。

もともと私が「箱根本箱」を知ったのは、
昔マネージメントをしてた清川あさみが、その本箱の一つを担当してて
Facebookに投稿してたのを見たからなのでした。
で、いつか泊まってみたいな、と思っていたのです。☺️


☆清川あさみ個展 TOKYOモンスター@渋谷パルコはこちら
☆清川あさみ「男糸」展@渋谷パルコはこちら
☆清川あさみ「こども部屋のアリス」絵本原画展はこちら
☆清川あさみ展 Another Worldはこちら
☆清川あさみ「美女採集」@水戸芸術館はこちら


そして今回私たちが泊まった部屋の本箱は・・・
なんか音楽関係の本が多いなぁ、と思ったら、
私も大好きな❣️ハナレグミの永積くんセレクトでした。😆

やっぱり音楽✨ってとこが、
我ながら私っぽい!?😂




バンドのSUPER BUTTER DOGも好きだったんだけど、
ソロで一発目に出した「家族の風景」がこれまた
よくってねぇ。☺️



 ↑
見つけてしまった、このコラボも最高❣️

私がレコード会社辞めてから移籍して来て「くそぉ」と思いましたが
できることなから何か関わりたかったアーティストのお一人でありました。


こないだのブログ
余命数時間と宣告されても、気づきを得たら蘇る
〜アニタ・ムアジャーニのスピーチ」の中で
ロスに撮影に行った時に幽霊にハグされた話、
書いたじゃないですか?😂

その、ロスの撮影を、
現地でコーディネイトしてくれた日本人のかっこいいおばさまが
なんと!永積くんの叔母さんだったりとかして、
微妙にかすってはいるご縁なのでした。😂


そんな永積くんセレクトの中で
私が一番気になって好きだなと思った本は
高木正勝さんの「こといづ」。☺️

自然の中で暮らし始めてからの日々のことが、
彼の優しいピアノの音色のように
ぽろん、ぽろん、と心に響く言葉で綴られています。

そろそろ都会を離れ、もっと自然の中で暮らしたい私にとって、
ますますその気持ちが強くなってしまったりも、
するのですが。😅


私が高木正勝さんを最初に知ったのは
昔ジャケを担当させてもらってたUA「Lightning」のPV。

前の奥さんの高木紗恵子さんの絵を使って
正勝さんが映像を制作してたんですけど、
私、あれ、すごく好きだったんですよねぇ〜…。
色彩も美しくって。☺️




この後くらいにあった、紗恵子さんの個展にも行ったんですけど、
欲しくてたまらない絵があって、当時は買えなかったけど、
未だに「買えばよかった…」と時折思い出すと後悔を感じるくらい。


ライブで正勝さんのピアノを聴いたのは、おそらく一回だけ、
8年前、ブログ「濃厚な休日」にも書きましたが、
森本千絵ちゃんの展覧会のイベントで。

坂本美雨(Vo)、高木正勝(Pf)、中村達也(Dr)、
近藤良平(Dance)、レオナ(Tap Dance)…という、
豪華すぎるメンツ✨
あれもよかったなぁ…。


そんなこんなで、直接面識はないのですが、
Facebookでもお友達になっていて、たまに読む彼の文章が素敵で、
ブログでも「闇」について書いてた文章をシェアしたこと、
ありました。



「こといづ」で、私が好きな文章、
ちょっとご紹介しますね。☺️

写真をクリックして、拡大して読んでみてください。


ぐるりと巡って、結局、何を生み出したか、
何をつくったのかというよりも、一日一日を楽しめたのか、
ひとつひとつと関わり合えたのか。



人の中にある力。種みたいなもの。魂と呼ばれるもの。
何がきっかけで、何と何が交わった時に弾け出るのか、
未だにわからないけれど、そういうことがある。
それも自然と同じく絶妙なバランスでやってくる。
なにか、たす、なにかということではなくて、
それぞれの日々の暮らしから、もうはじまっているんだろう。



都会は情報量が多いって言われるけど、むしろ少ないと思うようになった。
物の数は多いけど、情報の幅が狭いというか、
限られた方向を向いたものしかないのだなと感じられる。
山だとちょっと歩いただけでどどどどどっと
水平にも垂直にも命があふれていて、毎日が、二度と来ない一瞬一瞬が、
もったいなくて忙しい。

皆それぞれ、その人なりの時間の流れがあって、
細やかなグラデーションで変化していってる。
どこかの移転がゴールであることなんてなく、
いつも常に通過点でしかなく、気づきの連続でしかなく、
その時の最上を目指して泣き笑っている。
そんな中で、一瞬でも誰かと誰かが交わったなんて、もうそれだけで奇跡的で、
それでいいやんと素直に思うようになった。
そして、その時「わからない」ものは、簡単に否定してしまわないで
「今はわからない」とひとまず横に置いておくことにしている。
ある日、「最高!」が「色褪せた」に変わったり、
「わからない」が「こういうことだったのか!」に変わったりするのだから。



何をするにも「選択」しなければいけないのだ。
どれが「一番」いい選択なのか、大勢の意見を追えば追うほど、
答えがなくて、ただただ時間が過ぎてゆく。
だから、最近はひとまずやってみることにした。
やって違ったら別のやり方を試せばいいやん。
歳をとってよいことは、完成はないのだなと気づいたこと。
ゆえに失敗もないのだな。だから、今日を奏でられたらそれでよい、
それがよろしい。



人から教えられた情報ではなく、
常識として当たり前だと思い込んでいる「何かと何かの結びつけ」を
一度ほどいて、自分なりに物事を結び直してみる。

せっかく常識が違う異国の地に足を踏み入れているのだから、
たくさん勘違いして、自分なりの新しい結びつけを付け加えたい。
その結びは、勘違いで、あるいは曇りない直感で発見されたゆえに、
真の的を射抜いているかもしれない。
わざわざ海外に出かけなくても、よく見れば、いろんなところに
自分にとっての異国が広がっている。
そういう見知らない外の世界に出向いて、もう一度、世界を勘違いし直してみる。



彼らの絵を見ていると、画材屋に並ぶ色とりどりの絵の具を見ている時の、
あのワクワク感が湧いてくる。ひとつひとつ美しい素材が並んでいる感じ、
ここから何か新しいものが生まれてくる感じ。
多くの完成されて作品や製品を見ている時には感じない特別なものだ。

「ここですでにとびきり美しいし、ここから何にでも変わりうるし、
細やかなひとつひとつすべてが輝いている、完成しているのに完成していない、
組み合わさっているのに組み合わさっていない」。

それが美しいのは、世界がほんとうはそう在るからなんだろう。
ああ、どこまでも、素人で、どこまでも、素材のままの美しさを保ちたい。



相手に何かを求めるなら、
先に自分の心と躰でその希望を実現してしまえば、
自分にとっての相手はそのようになってくれる。



ソロモン諸島から戻ってから、なにやら、あたらしい自分がやってきていて、
どうにも落ち着きなくそわそわが続いている。
どうやったら、馴染んでくれるのだろう。
あたらしい自分を受け入れるために、いまの自分を諦めたらいいのだろうか。
人生、なんでも試してみないとわからない。
日常的にしていること、してしまっていることを、少し止めてみることにした。
まず、インターネットから少し遠ざかってみた。
(中略)
どこかに繋がれる代わりに、どこかに繋がれなくなる。
何かを入れた分、何かは入れられなくなる。
何かを欲しているなら、何かを諦めればいいのかもしれない。



空っぽのうつわ、なんでも入るうつわ、うつろ、空洞、うつろい、
水が流れる道、水は何もないほうへと流れてゆく。
ふと、自分を止めてしまった瞬間、
自分のこだわりをなくしてしまってもいいと思えた瞬間、
ぽっかり自分にうつわが生まれた時、やっぱりどどっと
あたらしいことが流れ込んでくる。



・・・いいわぁ。

つい、引用し過ぎてしまった。。
でもでも、読みたくなるでしょう?😆

同じことを伝えるのでも、表現の仕方で、伝わり方ってやっぱり
変わりますよねぇ。

とても、私の好きな、伝え方、言葉の紡ぎ方を、する方です。

するするっと、無理なく心に届くというか。
文章にも、音楽を感じます。

今の奥さんのみかをさんの絵も、やわらかで、好き。


・・・長くなりました。

「箱根本箱」で出会った本、
他にもシェアしたいので、また別途トピ立てますね。☺️


☆「箱根本箱で出会った本たち② 
 生きることとか生き方とか暮らしとか」はこちら








☆「気づきのヒント まとめ」はこちら
☆メニューと料金はこちら