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もうすぐですね〜❣️
昨日まで屋久島にいたので、
すっかり屋久島モード🌿🐠でしたが、
むっちゃんとやりとりしてたら一気にヒマラヤモードに
なりました。😆
たくさんのお申し込みとご質問をいただいて
うれしく思います。ありがとうございます。
今のところ、3分の1くらいの方が録画参加かな。
Facebookが読めない方のために、
むっちゃんの遊牧の旅シリーズ、ここにもシェアさせていただきますね。
写真もとっても素晴らしいので✨
(むっちゃん、ありがとう❣️)
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遊牧の旅①
ヒマラヤ山岳遊牧民は縦の移動をする。
夏の遊牧地の高地ヒマラヤの遊牧地へ羊飼いと遊牧の旅へ行ってきました。
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標高3000m後半から4000m前半を移動している羊飼いは、
以前に一年以上も同じ家に暮らした少年で、
同行してくれた私の部屋の家主の兄弟2人とは
叔父と甥っ子という関係です。
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とても親密に暮らす皆で、
羊飼いを追いかける太古から続く牧歌的遊牧に行ってきました。
地球という星のその美しさ魅せてくれる、私の大好きな場所。
宇宙が近くて、星の記憶の集合の煌めきに深く触れた気がした。
生まれてきて良かった。って心から思う、
大地に寝転ぶとほっとして、細胞が解けるような
自分の大切な聖地に遊牧という行為で巡礼してきました。
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そんな高いところまで、今でも登山続けられと思ってなかった。
去年、2ヶ月も寝込んで毎週点滴が必要で、
その時ちゃんと回復して、また遊牧に行きたいと切に願った。
やっと、還れた。
全てが圧倒的で魅せられた。
何回かに分けて写真を投稿していきます。
愛と感謝と祈りを込めて
光と祝福と共に
全ての存在が光と祝福と共にありますように
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ヒマラヤ山岳遊牧民の暮らし②
夕方から夜
雪のない時期は、
標高3000M 後半から4000M前半の
森林限界のを超えた丘陵地帯に洞窟に仮設のキャンプを設置し、
日中は700~800頭の羊とヤギを連れ羊飼いが遊牧に出かける。
その丘陵の先は5000M以上ある険しい山肌に続き、
またその尾根は次の尾根に連なり幾重にも連なり
すぐ3つ先の尾根は6000M峰で、
その先は遠く離れたキナウルとスピティーと繋がっている。
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午後16時ころ背の低い花と下草の生える
斜めに大きく波打つような道なき斜面を、羊の群れが草を食みながら
ゆっくりと斜面を斜めに下に向かって帰ってくる。
同じ頃、ヤギの群れは下方向の斜面にから、
洞窟のテントのある寝床に向かって帰ってくる。
やがて、上下二方向からキャンプに戻った羊と
ヤギの群れの数は700-800頭。
水場が近く、これだけの大所帯がいても空間に少し余裕があり
なおかつ後ろ二面が勾配のきつい丘になっている。
なだらかなように見えて起伏に富んだ広い丘陵地帯の中に
数か所キャンプがあるよう定期的にキャンプを移動しながら、
春の雪解けから、また雪が積もるまでの6か月以上、
遊牧民は高地で遊牧をしながら洞窟に暮らす。
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高地に浮かぶように存在している黄緑色と
色とりどりの花が混じるカーペットのような部分の先はそびえる岩山、
下方には高地に生える木々の最後の列が濃い緑の部分に分かれている
ラインが遠くに見える、そんな羊の遊牧に非常に適したこのエリアに、
彼らは先祖代々数百年か千年前かわからないらしいが、
とても長い間山岳遊牧民という暮らしを続けてきたらしい。
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そしてキャンプに羊とヤギが帰ってくると、
羊飼いは洞窟で火を焚き調理をし、暗くなる前に食事をとり、
暗くなったら焚火にあたり、8時過ぎテントで眠る。
夜に、クマやトラが来て時々家畜を襲うので、羊飼いの青年は、
羊の群れのすぐ横のテントに狩猟用の銃と共に眠る。
犬たちが夜の間も、群れ以外から侵入者が来ないよう、常に見張っている。
ヒマラヤの高地の夜は、9月10日の時点でマイナスになる。
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火の燃える音と動物と人間の声
真っ暗で何もない空間の広がりを感じる夜
大量の星が輝いて見えた
あまりにも量が多く
密度の濃い星たちは
空を覆う輝く平面のようで
多くの詩人が
星の天蓋
と、例えたそのままだった
冷たい風と暖かい炎
闇の中に輝く星を見ながら
すべての存在に感謝の気持ちが溢れた
ありがとう
本当にありがとう
生れてこれてよかった
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遊牧の旅③ 夜明け
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「人が遠い旅を求めるのは、
自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。
どこまでも遠くに行くと、
最後には自分の内側にまで戻ってくるような気がするんだよ」
「死をいま生きている対極に置くんじゃなくて、
いのちをいのちたらしめているものとして、
自分のなかに親密にとりこんで、
その死との関係性のなかでいきることが、
人生を充実させるように思ったんだ」
引用 ボイジャーに伝えて 駒沢敏器 著 より
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言葉にできない想いを、愛読の本の一説より。
美しい地球と輝く宇宙と全ての存在へ
愛と感謝と祈りを込めて
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ー写真ー
インド ヒマーチャル・プラデーシュ州
2023年9月10日 早朝
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遊牧の旅④
日中~夕暮れ朝5時には活動を始める朝の遊牧民のキャンプではあるが
薪で人間の朝食を作り、ヤギの乳を搾り
一頭づつの様子を見てお世話をしていく。
7,800頭の家畜の群れの中、
羊飼いの少年Sonuはその個体差をしっかり把握している。
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高地の遊牧地に来て火を囲んでキャンプで夜を過ごし、
その次の日には遊牧のルートや役割分担を確認をし、
遊牧民の家族の日常の会話に高地に戻ってきた。感覚に包まれる。
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午前10時、私と師匠のおじいさんの息子さんの二人が
羊を斜面の上の方に向けて遊牧に、
Sonuはヤギを連れて下の方へ遊牧に出発した。
夕方までそれぞれの仕事に分かれ、また、
夕方キャンプで羊とヤギと人間たちも合流する。
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高地の天気は変わりやすい。
雲は上にあるものではなくて、中に入ったり抜けたりを繰り返している。
背景に広がる雄大な5~6000Mの岩山、
手前の丘陵に雲の切れ目から斜めに光が射しこみ、
その手前を羊が移動する景色の中を共に歩き続ける。
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ヒマラヤの高地に抱かれ、羊を追いかけ歩き
鳥が大空を舞う空を眺め一日を過ごす。
頭の中もその空気感に影響を受けて、
不純物の少ないとてもシンプルな状態になる。
そのまま、夕方まで高地を羊たちと共に歩き続けた。
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遊牧の旅⑤ 夕暮れ
日中の遊牧を終え羊たちと共にキャンプ地に戻り、
日が暮れる前に火をおこし食事を作る。
標高の高い山の上では直射日光は紫外線が強く暖かいのだが、
日光が当たらなくなると急激に寒さを感じるほど気温は下がっている。
夕方からは焚火の周りに集まり座り、
暗くなっていく静かな夕暮れを過ごす。
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羊飼いの少年Sonuと久しぶりにゆっくり過ごす。
「Sonu覚えてる?5年の歳月が経ったけどいろんなことがあったね。」
と、燃える火音とヒツジやヤギの声を聴きながら
ぽつぽつと話しが始まった。
彼が12歳の時、初めて一緒に遊牧に出かけたこと、
その途中で子羊が生まれたこと。
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今、Sonuは高地で外界から遮断された環境で遊牧を頑張っていて、
その羊毛を下の村でSonuのおじいさん、おばさん、親戚一同で
素晴らしい状態に仕上げるため、
日々みんなで頑張っている様子を伝えると、
はにかむようにSonuは笑っていた。
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前日、私が遊牧地きて久しぶりに会った時は
「お風呂に長いことはいってなくて、煤で真っ黒だから
写真撮らないで。」と言っていたけれど、
何もない山の中で一緒に過ごしているうちに、
カメラの前でも自然体でありのままの瞳を見せてくれるようになっていた。
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10代から遊牧民として壮大な4000Mの大自然のなかで、
動物たちの世話をしながら育った羊飼いの兄弟。
バス道路のある町にある公立学校に通ったけれど、
自分の意思で上世界、ヒマラヤの遊牧民として生きることを決め、
10代にしてたくさんの動物たちの責任を負い、
すでに自分の家畜を所有する青年に育った。
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口下手で動物たちのような純粋で心の奥まで見通すような澄んだ瞳は
子供のころから変わらないまま、
肉体は厳しいヒマラヤで逞しく強く育っている。
彼らが大きくなっていく様子は太陽の光の様に感じた。
つづく
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・・・今はまだここまでなので、
続きを読みたい方は、むっちゃんのFacebookか
ブログをチェックしてくださいね。☺️
でも、むっちゃんも書いている通り
「SNSでは伝えきれない。伝えきれるわけがない。」
お話会は、ZOOMではあるけれど、
むっちゃんの声やヒマラヤの景色、音、空気感から
言葉にならない何かも、受け取っていただけると思いますよ💓
この、遊牧の旅のことも、ぜひ、この貴重な機会に
直接聞いてみてくださいね〜。🐑🐑🐑
リアルタイム参加の皆さんは、晴れてたら
みんなでヒマラヤに昇る朝日も拝めるといいですねぇ✨😌
お話会について詳しくは☞こちらをどうぞ。
大規模な水害で被災された、
むっちゃんがお世話になっている村の皆さんへの寄付
となりますので、
無理のない範囲で、ぜひご協力ください💓