こないだの「マツコ会議」で、
「人生の転機」についてのマツコさんと星野源さんの対話に
共感したのでね、ここにもシェアしておきたいと思います。☺️
星野:マツコさん、編集者から今の形になってるじゃないですか。
今、これをやってなかったらどうなってるか分からない
って言ってましたけど、編集者だった時があって、
中村うさぎさんから誘われて文章を書くようになって
で、人前に出るようになって、って
どんどん変わっていったじゃないですか。
やっぱり最初は全く予想してなかったと思うんですけど、どの辺りから、
あ、真剣にやるべきだというか、スイッチ入ったんですか?
マツコ:予想はしてなかったんですけど、
そこまでずうずうしくはなかったんだけど、何かの形で自我みたいなものを
ちゃんと表現に変えないと生きていけない人間なんだなっていうのは
感じてたんですよ。それが今みたいな形になるとは思ってないけど。
まだだからテレビのテの字もないし、物書きやるっていったって
連載もない時に、思い切って28歳で仕事やめたんですよ。
追い込もうと思って。
ほ:なるほど。じゃあ、そこだったんですね。
マ:そうですね。あれがたぶん。
これをずーっとやれてると、まあ、そこそこ収入ももらってて、
ちゃんと安定はあるからさ、たぶんこのままこの世界で
やっていけばいいんだろうなぁと思ってしまいそうな自分が
目の前に見えたんで、これはもう、断ち切るしかないなぁと思って。
何の保証もなかったんだけど、無職になったの。そこから。
それが28の時で。テレビなんて、女装の友達がキャスティング頼まれて
ヘルプみたいのでフジテレビのバラエティにちょっと出たことは
あったんだけど、今みたいな形でちゃんと自分が話をしてみたいなのは、、
32,3歳かな。
テレビで生きていこうと思ってたわけじゃなくて、
その時はたまたま出ただけで、
本当にテレビでやってこうと思ったのは35,6歳か。
「ピンポン!」に出る決心した時だね。
それがキー局の初レギュラーだったんですけど、
人生の変わり目ってちゃんと手を差し伸べる人がいるんだなぁ
っていうのは、すごく感じてるから、
なんかいろいろ迷ってわからなくなってる人も、
差し伸べられた手に気づくくらいの世の中と向き合う気持ちは
忘れないでいてほしい。絶対にね、なんか光ってる手があるのよ。
やらしい手もいっぱい出てるんだけど、絶対に光ってる手があるの。
それをつかむ勇気を常に持っていてほしい。
そうなると人生って本当に変わるし、何があるかわからない。人生って。
ほ:その手って一回逃しちゃうともう来ないんですよね。
マ:来ないね。
ほ:だから「あ」って思ったら絶対につかまなきゃいけなくて。
マ:それで「あ。ちがった。これ黒い手だった」って時もあるんだけど、
それはそれで後から反省すればいいんで。
あれ握っておいた方がいいかもって思う手は握った方がいい。って思う。
これちょっと、ほんとに違う解釈して詐欺師とかにだまされて
「お前のせいだ」って言わないでよ。
そういう話じゃないですからね、私がしてるのは。
それを見極める力を自分もつけなきゃいけないし、そのためには
いろんなものに触れるべきだし、人生に捨てるモノはないですよ。
ほんとに。
そうよね、星野さんも意外とこういう形としては遅咲きの方だもんね。
どっちかっていうとね。
ほ:そうですね。ものスゴく遅咲きだと思います。
マ:遅咲きの狂い咲きって言うじゃない。
遅咲きがいいのよ、狂うから。遅咲きの方が面白いのよ。
ほ:僕に「歌を歌いなよ」って言ってくれたのが細野晴臣さん。で
細野さんがレーベルをやってる中で一緒にやろうよって言ってくれたんですよ。
でもその時期自分は歌が恥ずかしくてしょうがなかったんで、
歌いたくないって気持ちだったんですけど、ちょうど29歳で、
僕は30歳になって歌わなかったらきっと一生歌わないだろうな
って思ったんですよね。
その時に勇気を出して手を握ってホントによかったなと思いますね。
マ:30でこれやってたらずーっとこれやるんだろうなって思って
28で辞めたんですよ。
ほ:なんかその、変わり目ありますよね。
マ:でも、わかんないよ、もしかして、
みんながそうじゃないかもしれない。
ほ:うん、ホントにそうです。
マ:それで30のときにやり続けてる仕事をやり続けるってことで、
何かを得るって人もいるし、
全員がこれがオススメって言ってるわけでもないから、星野さんも私も。
じゃあ同じことやり続けてるにしても、
上司の人とか取引先の人とか何でもいいんだけど、
差し伸べられる手っていうのは、
スゴい小さなことだったとしてもあるから、
それはどんなことをやってても同じだと思う。
てめえ一人で生きてますよ、みたいなさ、
ちょっとかっこつけて生きてるけど、全然そんなこと思ってなくて、
ほんっとに人に助けられてここまできたと思ってるし、
なんかわかるのよね、この人だ!っていうのがね。
あれね、なんて説明したらいいんだかわからないんだけど、
あ、現れたっていう人が出るのよ。
それはみんなも信じてそういう目で見てて欲しい。周りの人を。
ほ:こういうふうに孤独だってメディアで言ったりとか、
人に頼らないようにしてるとか、
自分一人で生きてるんだと思われるかもしれないんですけど、
孤独なんですけど、孤独って人がいないとできないんですよね。
マ:そう。ほんとにそうです。
よく自由と孤独は裏返しっていうけど、そりゃ孤独感じて当然なのよ、
こんな好き勝手なことやろうとしてるんだから。
それをやろうと思ったらさ、そんなのは人と違うに決まってて、
そこでどんどんどんどん一人でモノを考えたり、
一人で行動しなきゃいけなくなることが増えるのは当たり前で、
そうなったら責任も伴って、そしたらますます孤独になって
っていうのは、それはもう、てめえで好きで選んでやってることだから。
でも、その孤独を感じながらも、我慢できなくて
やりたいことをやろうとしてるわけだから。で、
それをやろうとする裏には何百人何千人て人が関わってて、
ほ:支えてくれる人がいるんですよね。
マ:そう。それはほんとに。だから星野源という名を借りて
今ちょっといい人キャンペーンをしますけど、
私がいつも言ってるのが本当の心の言葉だとは思わないでね。
あんまり大きな声でいうと恥ずかしいから言いませんけど、
ありがとうって思いながら生きてますよ。ね。
お二人とも、すごく気を使って言葉を選んでるのも
伝わってきますよね。☺️
今はすぐSNSとかで、言葉尻だけをやんや言われたりもするから
っていうのもあるのでしょうけど、視聴者に対して、
真摯だなぁと思います。
私も、お二人よりもっと遅い、40を目前にした
38歳で、何の保証もなく無職になりましたからねぇ。😂
そして、以前は、CDジャケットやらPVやら広告やら
ビジュアル関係のプロデュース&制作業をずーっとやってたわけで、
全く何のツテもアテもないまま、ガラリと職種を変えて
この仕事を始めたわけです。
(ちなみに星野源さんは私が昔いたレコード会社所属なのが、嬉しい。
細野さんのレーベルのジャケも担当しましたよぉ… 懐かしい。☺️)
差し伸べられる手も、
それまでの転職には面白いほどあったのですが、
この時は、誰に手を差し伸べられたわけでもなく。😂
一人きり、何も見えないままのスタート。
その後、数ヶ月して、やはり差し伸べられる手は
現れるわけですけど。
だから、一回逃したら来ない、って感じもすごくわかるし、
「それを見極める力を自分もつけなきゃいけないし、そのためには
いろんなものに触れるべき」
っていうのも、すごくわかる。
この感覚は、人に教えてもらえるものではなくて、
自分で体験しながら磨いていくものだから。
そして、日頃からそこを育んでおくと、
ちゃんとチャンスを掴むべき時に掴めるんですよねぇ…
ただ、先を決めずに辞めるってことは、
全員にオススメするわけじゃない ってのも、その通りで。
私には、結果、よかったですけどね。本当に。
全く後悔なし、ですよ。😆
でも、先が見えないのが不安すぎる人には、向いてないだろうな
とも思います。不安が先立って、全然楽しめないでしょうから。
今は、宇宙の大シフト期だけに、
転職する方も多いですから、私の体験をもとに
「人生の転機」についてのお話会をやろうかな、とも
ずーっと思いつつ、まだやっていないっていう…😂
面接の秘訣、とかもね。
セッション時に個人的にアドバイスはしてきましたが、
その方は、受かったもんねぇ…😂
リクエストがあれば、やりまーす❣️