関係ないけど、相対性理論の「ミス・パラレルワールド」
「パラレルワールド」とか、「平行現実」って言葉、
聞いたことありますか?
この、私たちが現実だと思っている世界は実はひとつだけではなくて、
平行して無数の他の現実も同時に存在している、という考え方。
いわゆるスピリチュアルな本でもよく書かれている概念ではありますが、
ドラマ「JIN-仁-」でも最終回で何気にさらりと描かれていましたよね。
仁の友達の医者が、タイムスリップして現代に戻って来た後の状況を
考察して説明する、地味な(?)シーンがありました。
聞き慣れていない人には小難しく感じられる場面だったと思いますが、
このドラマが、タイムラインがひとつしかない、
よくあるタイムスリップものとは一線を画していたのは、
この、平行現実の捉え方にもあったように思います。
私は「こんな視聴率の高いメジャーなドラマで、
こういうことが語られるようになったなんて!」と
ちょっと興奮して見てしまいました。
でも、私が気づいていなかっただけで、
この考え方は映画や漫画、ドラマやアニメの、
あくまで非現実世界では、とうに恰好のネタだったようで。(笑)
アニメでいうと「涼宮ハルヒの消失」なんかもそうですが、
特に「魔法少女まどか☆マギカ」は圧倒的な完成度で
平行現実について描いていると思います。
別に私はアニメおたくではありませんが、「まど☆マギ」は
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞に選ばれたし、
まわりの評判も相当高かったので
「これは見ておかなきゃ」と思って見始めました。
いかにも萌え系なキャラクターには引いてしまう質ですが、
ちゃんと見てみると、いやはや、とにかく脚本が素晴らしすぎて、
人間哲学がかーなり深い。
「エヴァンゲリオン」は最終話で哲学問答を一気に取り入れてましたが、
「まど☆マギ」は全話を通してストーリーの中に
しっかり一貫した哲学を織り込んでいるのです。
もはや子供の頃に見たシンプルな魔女っ子物語とは全く違う。
「この脚本家、宇宙の真理みたいなものがちゃんと分かってるなぁ…」
と感服しました。
私もかなりその手のいろんな方々とも出会ってきたし、
体験もしたし、勉強もしてきたけど、
そうした中でやっと、自分にとっての、この世界の仕組みというか、
真実みたいなものが何となく見えてきたわけですが…
それにあまりにもしっくりハマってきたものだから、
この話、私にとっては虚構の世界というよりは、
現実世界に近かったりします。
例えば「願い事をひとつ叶えてあげる」と言われたとき、
自分ではなく人のために願ってあげたら、
その人は人として素晴らしい!とされるのが、
よくあるパターンですよね。
でも「まど☆マギ」は、
そんな表面的ないい人では終わらせてくれません。
その先にはどういう葛藤が待ち受けているか。
偽善という言葉すらも浅く感じるほど、
人間の持つ根底の感情をえぐってきます。
ここのリアルさ加減はいちいち正論で、怖いくらいです。
語ると長くなってしまうので、この辺にしておきます。
見たことない方は是非見てみて下さい。
私たちが虚構だと信じている世界と、
私たちが現実だと信じている世界。
すでにパラレルワールド。
どこに真実を見るかは、自分次第。
侮れませんよーー。
「パラレルワールド」とか、「平行現実」って言葉、
聞いたことありますか?
この、私たちが現実だと思っている世界は実はひとつだけではなくて、
平行して無数の他の現実も同時に存在している、という考え方。
いわゆるスピリチュアルな本でもよく書かれている概念ではありますが、
ドラマ「JIN-仁-」でも最終回で何気にさらりと描かれていましたよね。
仁の友達の医者が、タイムスリップして現代に戻って来た後の状況を
考察して説明する、地味な(?)シーンがありました。
聞き慣れていない人には小難しく感じられる場面だったと思いますが、
このドラマが、タイムラインがひとつしかない、
よくあるタイムスリップものとは一線を画していたのは、
この、平行現実の捉え方にもあったように思います。
私は「こんな視聴率の高いメジャーなドラマで、
こういうことが語られるようになったなんて!」と
ちょっと興奮して見てしまいました。
でも、私が気づいていなかっただけで、
この考え方は映画や漫画、ドラマやアニメの、
あくまで非現実世界では、とうに恰好のネタだったようで。(笑)
アニメでいうと「涼宮ハルヒの消失」なんかもそうですが、
特に「魔法少女まどか☆マギカ」は圧倒的な完成度で
平行現実について描いていると思います。
別に私はアニメおたくではありませんが、「まど☆マギ」は
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞に選ばれたし、
まわりの評判も相当高かったので
「これは見ておかなきゃ」と思って見始めました。
いかにも萌え系なキャラクターには引いてしまう質ですが、
ちゃんと見てみると、いやはや、とにかく脚本が素晴らしすぎて、
人間哲学がかーなり深い。
「エヴァンゲリオン」は最終話で哲学問答を一気に取り入れてましたが、
「まど☆マギ」は全話を通してストーリーの中に
しっかり一貫した哲学を織り込んでいるのです。
もはや子供の頃に見たシンプルな魔女っ子物語とは全く違う。
「この脚本家、宇宙の真理みたいなものがちゃんと分かってるなぁ…」
と感服しました。
私もかなりその手のいろんな方々とも出会ってきたし、
体験もしたし、勉強もしてきたけど、
そうした中でやっと、自分にとっての、この世界の仕組みというか、
真実みたいなものが何となく見えてきたわけですが…
それにあまりにもしっくりハマってきたものだから、
この話、私にとっては虚構の世界というよりは、
現実世界に近かったりします。
例えば「願い事をひとつ叶えてあげる」と言われたとき、
自分ではなく人のために願ってあげたら、
その人は人として素晴らしい!とされるのが、
よくあるパターンですよね。
でも「まど☆マギ」は、
そんな表面的ないい人では終わらせてくれません。
その先にはどういう葛藤が待ち受けているか。
偽善という言葉すらも浅く感じるほど、
人間の持つ根底の感情をえぐってきます。
ここのリアルさ加減はいちいち正論で、怖いくらいです。
語ると長くなってしまうので、この辺にしておきます。
見たことない方は是非見てみて下さい。
私たちが虚構だと信じている世界と、
私たちが現実だと信じている世界。
すでにパラレルワールド。
どこに真実を見るかは、自分次第。
侮れませんよーー。