一時期、ワイドショーなんかでよく「マインドコントロール」という言葉が使われていましたね。皆さんはあの事件を受けて何を思いましたか?
「なんだかコワイ・・・」「なぜそんなことになってしまったんだろうか?」「かわいそうに」 「騙される方が悪い」「私も気をつけよう」・・・人それぞれ、何かしら思うことはあったのではないでしょうか。
でも、マインドコントロールって、何も特別なことではありません。
例えば日本人だったらほとんどの人が、仏像の前では手を合わせますよね?
何故でしょう?
そういうものだと教えられたから?
それは誰が決めたの?
その根拠は?
そういえば、なんでだろう・・・なんとなく、そうしてたな・・・
という人が大半だと思います。
ほとんどの「一般常識」とされているものって、「教育」という名のマインドコントロールだと思いませんか?
例えばスーパーで。
「今日はカレーにしよう」と思って買い物に来たのに、「サンマが安いよ!今だけ大特価!」という店員さんの声に「あら。それはお得」とついつい献立変更・・・なんてこと、よくありませんか?
結果、店員さんの意のままに操られてしまったわけですから、これもマインドコントロールです。
「今日は絶対カレー」という信念を持っていれば、いくら安くてもサンマごときで崩れないはずですが、「そっちの方が得」というメリットを感じてしまうと、人はフラリとなりやすいもの。占い師だか霊能者だか分かりませんが「この人といれば自分にとっていいことがある。」というメリットを追いかけてしまえば、自分で自分のことを決める、という当たり前のことも次第にできなくなってしまいます。
すべての始まりは、「依存心」だと思いませんか?
依存心は商売になりますから、依存心につけこんでくる人も残念ながらいっぱいいるでしょう。
そういう人たちに騙されたくなければ、できるだけ自立を心がけることが大事です。
人の意見に振り回されることなく、自分の信じる道を進むこと。
とはいえ、何を信じていいのか分からなくなることもありますよね。
仏陀は言ったそうです。
「何処かで読んだ言葉だとしても、誰が何と言おうとも、たとえ、私の言った言葉であっても、汝自身の理性と常識にそぐわない限り、信じてはならない。」
こういう人だから、本当に本物だなぁと思います。
自分が揺らいでしまった時に、誰かのもとを訪ねようとするなら(さすがに仏陀は無理ですけどね)、こういうスタンスの人がいい。自分の考えは持っているけれども、決して押し付けようとするのではなく、あくまで本人の考えを尊重する人。
ポイントは、依存させようとするのではなく、自立させようとしていること。です。
何かに頼りたくなった時、すぐに答えを与えてくれるのは、その方が楽で簡単だけどもやっぱり違うと思うんです。例えば「これを買えば幸せになれる」とかいうのって、「じゃあ、自分の力だけじゃ幸せにはなれないの?!」って話で、せっかく皆、素晴らしいものを持って生まれてきてるっていうのに、自分の能力をいきなり否定しちゃうわけですから、出るものも出なくなってしまいます。依存しているうちは、なかなか自分の能力にも気づけないものです。気づくためには、自分で考え抜いて、自分が納得のいく答えを見つけないと。だから私は、あくまでも、そういう自分でいられるようにサポートしてくれる人や手段を見つけることをオススメします。
私は、オーラソーマにしてもヒプノセラピーにしてもゼニスオメガヒーリングにしても、自立を促すツールだと思い、取り入れました。自分で気づいていくことが、何より大切なプロセスですから。私は個々の、自己治癒力ってものを、信じてるんです。
一人じゃつらい時に、誰かに頼るのは決して悪いこととは思いません。
でも、頼る相手を間違えないように、人を見る目は養なっておかないと、痛い目にあうこともあります。判断に困ったら、「自立させようとしているか?依存させようとしているか?」をチェックしてみて下さいね。