7月にイベント「森の遠足」を一緒にやる柚楽弥衣さんに誘われて、急遽、秩父の三峯神社に行って来ましたよ〜。
もともと「森の遠足」に行く場所の候補として、弥衣さんからは三峯神社も上がっていたんですが、ちょっと遠いので、「やるなら泊まりでやりたいから、最初はもう少し近いところにしておこう」ということで保留にしていたんです。
でも、おかげさまで「森の遠足」は告知2日目で満員になり、キャンセル待ちもたくさんいただいている状態なので、調子に乗って(?笑)「9月に早速お泊まり編、企画しちゃおうか!」ということになりました。で、今回は、ご挨拶と下見を兼ねて行って来た訳です。
朝8:30池袋発のレッドアロー号に乗って西武秩父駅に行き、そこからバスに乗って1時間ちょっと。三峯神社に到着したのは11時半頃でした。そこはもう、完全なる山の中です。
弥衣さんはもう20年近く通っている神社らしいのですが、いまだ奥宮に行ったことはなかったらしく、今回は登りたい!ということで、私は初めてにもかかわらず、いきなり奥宮へ参拝することに。これがまた、なかなかの、登山。
しかし鞍馬山を登った1週間後に今度は三峯山を登ることになろうとは… さすがに思っておりませんでした。いくらなんでも…濃すぎでしょ。(笑)
片道1時間半くらいかかるそうなので、とりあえず腹ごなしに、いもでんがくを頬張りつつ、早速奥宮に向かって出発。
いやぁ〜、気持ちよかったですよ〜。
そんなに奥宮まで行く人はいないみたいで、時折すれ違うくらい。なので、静かなのもよかった。でも、ゼイゼイ言わずにはいられない、しんどい登山道でした。休みつつ、進みます。でも30分ちょっと歩いた辺りくらいだったかな、ふと空気が変わって、ちょっと楽になったんです。不思議。
素敵な木も多くて、抱きついたりするのもまた心地よく。ウグイスやヒバリも鳴いていました。弥衣さんも自然に呼応するように、歌い出していましたよ。
この石、なんかあるな…って感じのすごいのも、ゴロゴロしてます。↑ここはなんだか特にすごくて、周りの木々のネジネジ度ってば、エネルギーの渦を感じます。結界を張るように、石の周りを囲っていました。
最後の関門は、階段もなく、↑鎖をつたってよじ上る、こんな岩山の斜面!
これをおじいちゃんおばあちゃんも登ってましたからねぇ、スゴイ。元気。下手すると滑って頭打ちますからね、気をつけないといけません。
でもここさえ登りきれば…
奥宮に到着です!!
狭いですが、素晴らしく眺めがいいんですよ〜。
ここで聞く、弥衣さんの歌は最高でした!!
青々とした山々と、そこに吹く風もさわやかで、「降りたくないね…」といつまでもいる私たち二人。結局1時間近くいたかも。(笑)
しかも三峯で祀られているのは、お稲荷さんじゃなくて、オオカミなんですよ〜。それも珍しいですよね? 「おおかみこどもの雨と雪」とか思い出しちゃいました。ここになら、いてもおかしくないなぁ…という空気を感じさせる場所です。
帰りは、行きよりも楽に下山できました。「もう無理だぁ〜」と弱音を吐きながら登って来る方々にもたくさん会いましたが、「この辺が一番キツイですからね〜、もう少し行くと、ちょっと楽になりますよ。がんばって下さ〜い!」と笑顔で返す余裕がありました、我々。(笑)
そして遅めの昼食にそばを食べ、拝殿を参拝し、ホテルも下見して、縁結びの木を通って「お仮屋」へ行ったら、あっという間にタイムアウト。温泉に入る暇もなく、16:45の終バスに乗り込みました。
西武秩父駅に着いてからは、ちょっと歩いたところにある茶房「木亭」でお茶しながら、「森の遠足 お泊まり編」のプランを練ってみたり、しましたよ〜。今からわくわくです。もう少し練ったら6月中には告知したいと思ってますが、9/21,22で開催予定ですので、興味のある方はご予定空けておいていただけると嬉しいです☆
いやはや、充実した1日でした。
疲れた体におばあちゃんの手作りプリンのほどよい甘さがしみ入ります。
ところで、三峯神社の社務所にあった掛け軸を見て思い出したんですが、「確か、うちの実家の神棚に昔から飾ってあった掛け軸、三峯神社って書いてあったような…」と思い、実家の妹にメール。確認してもらったところ…
物心ついた時からあったので、当たり前過ぎて記憶の底にしまい込まれていました…
私も今回初めて知ったのですが、生前、祖父が毎年お参りをしていた神社だったそうなのです。実家の掛け軸も祖父にもらったもので、神社のどこかにある石碑には名前も刻まれているとか。先に知っていたら、探したのになぁ。
三峯さん、道理でご縁があったわけです。祖父の代わりにお参りさせられたような気がします。だからいきなり奥宮に行けたのかも。びっくりです。
ありがとう、おじいちゃん。
また9月に行くからね〜!
ここへ連れて来てくれた、弥衣さんにもありがとう。