「LIFE!」の日本語吹き替え版の試写会に当たって行って来ました。
主人公役・ナイナイ岡村さんのトークショー付き。
私は映画はもちろん字幕派ですが、アメリカ人なのに関西弁ってのも、それはそれで妙な間抜けさが結構合っていて、面白かったです。
この映画のコピーは「生きている間に、生まれ変わろう」。
「毎日毎日同じ生活を繰り返していますか?」
「仕事で大きな失敗をしたことがありますか?」
「空想することはありますか?」
「大切な誰かのために、夢を諦めたことがありますか?」
「変わりたいと思っていますか?」
3つ以上Yesと答えた方、これはあなたのための映画です。
って、書いてあります。
でもどうかなぁー…
「私のための映画だ!」って思った人が見たとして、
そこに現実的な答えを期待してしまったとしたら、
そういう映画ではないかもしれません。
主人公は、雑誌「LIFE」の写真管理部に勤める、
不器用で臆病で空想ばかりしている男性なので、
どこまで感情移入できるかは人によるでしょうし、
心理描写を丁寧にしているとは言えなくて、
結構、単純明快な構成なのです。
変に疲れなくて、それはそれでいいですけどね。
後半になるにつれて、
現実シーンと空想シーンが同じくらいワイルドになってきて、
グリーンランドやアイスランドの壮大な風景と音楽が
とっても気持ちよく入ってくるので、その辺はかなり爽快でした。
旅好きとしては、単純にどこかに行きたくなりましたね。(笑)
「やっぱり映画は映画だよなぁ」っていう展開ではありますが、
その人次第で現実はいくらでも変わる、っていうのは真理だと思います。
だから、背中を押して欲しい人は見てみると、
「だよね!」って、なんだかその気にさせてくれるかもしれません。
中でもぐっときたのは、「LIFE」のモットーかな。
"TO SEE THE WORLD,
TO SEE BEHIND WALLS,
TO DRAW CLOSER,
TO FIND EACH OTHER AND TO FEEL.
THAT IS THE PURPOSE OF LIFE"
私なりにざっくり訳すと、
「世界を見よう。
危険なこともあるかもしれない。
それでも、壁の向こうを見よう。
もっと近くに引き寄せよう。
お互いに見つけ合おう。そして、感じよう。
それこそがLIFE(人生)の目的だから。」
という感じでしょうか。
よく言われるようなことではあるけど、
自分の会社がこんなモットーを掲げてたら、なんか素敵じゃないですか。
1人でこれを目指すより、みんなでこれを目指した方が
可能性はもっとずっと広がるわけで。
みんながこれに共感して、これを実現しようとしたら、
その会社は素晴らしいものを生み出すに違いないですよね。
実際にあった「LIFE」だけに、感動してしまいました。
そしてまさにこれが、この映画のテーマ。
私は「百聞は一見に如かず」主義で、体験とご縁に勝る宝なし、
って思って今までも生きてきたので、
行きたいと思う場所があったらできるだけ実際に行ってきたし、
会いたいと思う人がいたらできるだけ実際に会ってきました。
場所のエネルギーも人のエネルギーも直接感じたいですからね。
「フットワーク軽いよね」「度胸あるよね」とよく言われましたが、
なんで動けるのかと言えば、私にとってはそれが
「後悔しない選択」だと分かっているからです。
お金のことを言う人もいますけど、お金もエネルギーですからね。
自分が放ったエネルギーが帰って来るだけのことだと思っています。
留まらずに、循環し続けることが大切なんじゃないかなぁ…
何度も書いてますが「必要なものは必要な時にやってくる」
を信頼できるかどうか、にも関わってきますよね。
今度、私がなぜそれを信頼できるようになったのか、きっかけの話も書きますね。
生きている間に生まれ変わるって、
実はそんなに難しいことじゃないと思います。
難しいと思うから、難しくなってしまうだけで。
きっともっとシンプル。
最初の一歩だけ、勇気がいるかもしれないですけどね。
神様のテスト、ってやつかなぁ。(笑)
さっさとクリアしちゃいませんか?