先週、文化庁メディア芸術祭の展示を見に、
国立新美術館に行ってきました。
そしたら、一昨年、
審査委員会推薦作品に選ばれていた姫田真武さんの
「ようこそぼくです」が装い新たに新人賞を受賞していて、
「なつかしぃ〜〜」と思い、久しぶりにYouTubeで見ちゃったら、
なんだかシェアしたくなったので、ここに。(笑)
当時、仕事の合間の息抜きに、
なんだか見ると脱力していろいろどーでもよくなれたので
(いい意味で。笑)、たまに見てたんですよねぇ。
シュールですけど「ぷぷ」っと笑えません?
姫田さんが、なぜこの作品を作ったのか聞かれた時に、
「'うたのおにいさん'に憧れていたんです」
って答えていたのも印象的でした。
「馬鹿じゃないの?!」と笑う人もいるのかもしれませんけど、
私は感心してしまったんですよねぇ。
だって普通は「歌のお兄さんになりたい!」って思ったら
歌のお兄さんを目指すものでしょう?
で、なれそうになかったら諦めて終わる、っていうのがパターンですよね?
でもこの人は自分で歌からアニメーションから全部作って、
その世界の中で見事 'うたのおにいさん' になっちゃってるんですよ。
すごくないですか?このバイタリティ。(笑)
だから彼を見て
「あぁ、こういう夢の叶え方っていうのもアリなんだな〜」って、
目からウロコでした。
なんでもアリだと思うんです。
そもそもなんで歌のお兄さんになりたかったのか?
って話ですよね。
「子供たちを楽しませたい」って思ってるんだとしたら、
自分で作るのも、アリですもんね?
間違ってない。
「これしか道はない」っていうのは思い込みで、
手段はいろいろあるんだよなぁ〜ってことを、
改めて思わせてくれた作家さんです。
私も中学生くらいの時に
ツアーコンダクターに憧れたことがあったんですけど、
「森の遠足」で天川&洞川行ったりシャスタ行ったりするのも、
近いといえば近いなぁと思うんですよね。
そもそもなんでツアコンに憧れたかといえば、
単純に「仕事でいろんな所に行ける」ってこともあったけど、
自分が素晴らしいと思った場所にお客さんを連れて行って、
そこで素晴らしい体験をして帰ってもらう、
ってとこだったと思うんですよ。
ツアコンにはなっていなくても、
自分でリトリートを企画することで、それに近いことはできる訳です。
結構後から気づいてみれば、やりたいと思ってたことって、
多少カタチは違えど、結局やってるもんだなぁ、って思います。
だから皆さんも、昔なりたかった職業とかあったら、
「なんでなりたかったんだっけ?」ってことを思い出して、
今できるカタチで実現してみるっていうのも面白いと思いますよ〜。
そう、道はひとつとは限らないっ!