黒沢清監督の最新映画「散歩する侵略者」が公開されるにあたって
テレビで俳優陣へのインタビューが流れていました。
宇宙人に人間の大切にしている概念を奪われていくっていう、
ストーリーらしく、それにかけて
「あなたが絶対に奪われたくない概念は何ですか?」
って聞かれていたんですが、、
長谷川博己は「怒り」
怒りを原動力にして芝居してるから、
といった答えで
松田龍平は「不安とか恐れ」
それがなくなったら何するか怖くないですか?
といった答えだったんですよねぇ。
(記憶曖昧ですが。。)
面白いなぁ・・・と思いまして。
怒り
不安
恐れ
これ、お客さんたちが手放したがってる感情ベスト3ですから!!(笑)
普通だったら「喜び」とか「幸せ」とか
答えそうなのにねぇ。。^ ^;
でも、そういうこと、なんですよねぇ・・・
感情エネルギーって、使いよう、と言いますか。
怒りは原動力にもなるし、
不安や恐れは他者への思いやりになりもする。
必要があるから存在しているのであって、
そんなに嫌がるものでもありません。
ただ、学ぶことを学び終えたら、
もうそこに縛られる必要もないよね、ってことで。
感情というエネルギーに振り回され続ける必要も、
ないわけです。
自我(エゴ)とか闇を悪者扱いして
何とかして排除しようとする人もいますが、
その行為自体が自我レベルのものなので、、、
反発しただけのパワーでそれは押し戻されてしまうんですよねぇ。
なので、抵抗しないで
ただそのままにしておいてあげること、
受け入れるって行為が、結局、一番パワフルなのだと
思います。
この世界は、陰と陽。
「○○したい!」と強く思えば思うほどに
「○○できない!」も同じ強さで同時に立ち上がります。
引き寄せの罠、、ですなぁ。
だから「意図して『手放す』」が大事なのです。。
でも未消化の感情があると
『手放す』はなかなかうまくできません。
そして、そもそもその感情はなぜに引き起こされたのか?
というと、その人の持っている概念と関わって来るわけです。
概念、観念、思い込み、信じ込み、信念、フィルター、枠、マイ・ルール・・・
全て同じこと。
(概念と感情は正しくは別物だと思いますが、
俳優陣は同じものとして答えてましたね。
繋がってはいますからね。)
今の私は、すべての概念は必要がない、
って思ってます。
だから、自分の中の概念を見つけては手放す、
をひたすら。
自分探しならぬ、自分剥がし。(笑)
アイデンティティ剥がし、ね。
それは後からくっつけたもの、なので、
なくなっても、ちゃんと本質・個性・魂は残りますから。
自分がなくなっちゃうのでは?みたいな
心配はしていません。
だから別に、宇宙人が来て、
概念を奪われるのは、構わないなぁ・・・
むしろ、「どうぞどうぞ」って感じだなぁ・・・(笑)
概念がなくなっても記憶がなくなるわけではないので、
(映画は見ていないので、映画がどうかは知りませんが)
この世界で生きていくことはできますし。
ただ、、常識に縛られなくなる分、
それを強要される社会では、生きにくいかもしれないけどね。^ ^;
でもそれすら、
どんどん変わっていくんじゃないかなぁ・・・と。
そのくらい、今って、変化が早いですから。
覚者たちを見ていると、思います。
すべての概念から自由になった人たちは
ただ、愛。
概念としての愛ではなく、
ただ、愛として、在る。
今はもう、みんながそこへ還っていく時代
のように思えます。
概念が苦しみを生んでいることに気づいて
真実に目覚めていく時代。
全然、特別なことじゃないと思うんですよ。
すべての人が持っている可能性。
それがやりたくて、
この時代を選んで生まれて来たんじゃないの?
って思います。
あなたには、奪われたくない概念、ありますか?
あるとしたら、なぜでしょう・・・?
そこと向き合ってみると、気づくこと、
あるかもしれませんよ〜。
☆「気づきのヒント まとめ」はこちら。
☆感情の適切な扱い方を学ぶ「セルフケア講座」はこちら。