こういったお仕事をする中で、お客様から教えられることってたくさんあるんですけど、中でも印象的だったことを、お客様の快諾をいただいたので、ここにシェアしたいと思います。
ヒプノセラピーでは、前世を実際にご自身で体験していただくわけですが、必ずその人生の最期、死の場面も体験していただきます。こう言うと「なんだか怖い…」とおっしゃる方もいますが、実はむしろ、その時に「その人生から学んだこと」を感じることが、今の自分にとって一番の気づきであり、メッセージであったりするのです。大抵の場合、人は死に際に、その瞬間に、ものすごく気づきます。変な言い方かもしれませんが、そういう意味で、一番意義のある体験と言えるのです。
さらに、意識を肉体から離して、空高く、宇宙のような広がりの中へと旅する中で、何か、姿形はない場合もありますが、ある存在、に出会うことがあります。これは、人によって、その前世での繋がりのあるご先祖様だったり、今のご先祖様だったり、守護霊、マスター、精霊であったり、 光そのものであったり、様々です。
そのお客様は、この時「光のおおもと、愛のおおもと、のようなもの」と出会いました。私は彼女に「その存在に、『どうしたらありのままの自分を受け止められるのか?邪魔しているのは何か?どうしたら手放せるのか?』といった、あなたが聞きたいことを聞いてみて下さい。」と誘導しました。彼女は「はい」と言った後、しばらくして「わぁぁ!」と感嘆の声をあげました。「どうしたんですか?」と聞くと、「言われた通りに聞こうと思って、光のおおもとを覗き込んだら…それは、私だったんです。」と言いました。
私まで鳥肌が立ちました。ものすごい気づかせ方をするものです。哲学ですよね。彼女は、そこに自分を見ることで、光と愛のおおもとと自分は分離しているのではなく、本当は自分自身だったこと、すべては繫がっているのだということを、一瞬にして理解しました。「ありのままの自分を好きになるって、頭では理解できるけど本当はどういうことだろう?」と思っていたこともすべて、腑に落ちました。
さらに彼女はそのおおもとから
「私(=あなた)が愛だ。考えの中で理解するのがダメなことだ。
ただ愛。すべてはそれのみ。
手放したいと思っていた部分も愛だ。
イヤだと思っている部分、それは私自身が愛であることに気づくため、
そのために、その度に出て来るもの。
私はもともと愛されていることを知っている。
そのことをすぐ忘れるから、思い出させるためにイヤだと思っている部分が出て来るのだ。」
といったメッセージももらっています。
つまり、私達はつい、欠けていると思われる部分を求めたり、嫌いな部分を捨てようとしたり、そういったことで思い悩みますが、そのままですでにもう完全なのだ、ということです。
彼女は「全く思いもよらないメッセージでびっくりしました。あぁ…そうかぁ…」としみじみと頷いていました。同時に、私にとっても「本当にそうなんだなぁ」と実感させてもらえる出来事となりました。
だからこれは、たくさんの人へ届けたいと思い、ここに書いています。「自信が持てない」「自分を好きになれない」というお客様がとても多いので。自分自身で体験しないと、なかなか実感はしづらいかもしれませんが、少しでも楽に生きるためのヒントとなりますように。愛をこめて。
★メニューと料金はこちら。