【お知らせ】
2025年1月より、RAS認定ファシリテーターの更新制度が変更となります。ファシリ講座の受講を検討中の方は、お気軽にお問い合わせ下さいね。

【リトリート】
2025年も2/7以降で、なおちゃんとクジラを見る🐳屋久島リトリート、リクエストいただいてます。他にも希望者いらっしゃいましたら、まだ日程確定前なので、調整できるうちに早めにご連絡くださいね。今回の告知はしてませんが、以前の告知、こちらを大体の参考にしてください。
リトリートのリクエストは、場所や時期にもよりますが、宿などが取りづらいので、少なくとも開催の2ヶ月前、できれば3ヶ月前 にはいただけると嬉しいです。


【ゼニスオメガヒーリング・プラクティショナー養成講座】
2020年より『マスターティーチャーのみ』ZOOMでのオンライン授業が可能になりました。詳しくはこちら。テキストを事前に送る都合上、開催1週間前には受付終了とさせていただきます。2023年4月より対面授業も再開しますが、オンラインの方が人数は集まりやすいです。

レベル1〜5まで、ご希望に合わせて随時開催中です。他校からの生徒さんもどうぞ。お気軽にお問い合わせ下さい。授業内容について詳しくはこちら

RASセルフケア講座に関するQ&Aはこちら。(受講された方へ)

2012/07/19

転んでも、ただでは起きぬ。


学生の頃から、まわりに芝居をやってる友達が多かったのもあって、今でもよく芝居を見に行きます。私自身は関わったことはないんですけど・・・といっても、ラジオドラマを作ったりはしてましたし、当時アルバイトしてたニッポン放送「伊集院光のOh!デカナイト」では、女子が一人しかいなかったのもあって、伊集院さんとアナウンサーの荘口さんと3人でブースに入って、伊集院さん作のコントのお母さん役とか恋人役とかは、やったりしてました。「drama」という授業では、英語で台本書いて演技もしてました(アナウンサーの木佐彩子ちゃんも同じ授業とってたんですよ。かわいかったなぁ〜。)。
どうも、キライじゃないようです。(笑)

それはさておき、ハイバイ「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだ ポンポン」@こまだアゴラ劇場 を見に行きました。荒川良々さんがゲスト。
ハイバイは、2008年にリトルモア地下に「オムニ出す」を見に行って以来、なんだか妙にハマってしまって見に行ってる劇団です。
主宰の岩井秀人さんは、15歳から20歳くらいまでを引きこもって過ごしていたらしいのですが、その時の経験が表現として爆発していて、理屈っぽいんだけど不器用な人間模様が微笑ましいというか、なんか、好きなのです。お母さんが精神科医らしいんですよね。そこも、皮肉な話で、でも、こう、人間らしいなぁと思うんですよ。

この日はアフタートークもあったんですが、それも面白かった。
日常生活の中で、誰でも何かしら、イヤな思いをすることってあるじゃないですか。
そんな時、岩井さんは「芝居のネタにして元を取ってやろう」と思うのだそうです。その、イヤな出来事を芝居の中に盛り込んで、それを見たお客さんが客観的にその出来事を見た時に「コイツ、ヤな奴〜」と賛同したら、岩井さんの勝ち、っていう。それで気持ちのバランスが取れる。健康的。(笑)

芝居だけじゃなくて、表現者には、そういう役得はありますよね。
こういう発想の転換は、イヤな出来事を昇華するにはすごく大事。じゃあ、表現するものが特にない人はどうしたらいいのか。
嫌悪感を抱く対象には、何かしら、自分を投影しているものだと言います。つまり、自分の中に全くなければ気にすることもなくスルーできるんだけども、自分の中にあるからこそ反応してしまうのだ=そのイヤな部分は、実は自分の中にもあるということなのだ、と。だとしたら「気づかせてくれてありがとう」ですよね。

実際には、感情が先立つものなので、すぐにそんな気持ちにはなれないことが多いと思います。感情を沈めて、フラットに物事を見る訓練をしていくしかありません。
でも最終的には、なんだかんだ、そういうふうに考えられた方が人生はうまくいく。
って思いませんか?

人生には「気づき」が満載です。
「この出来事は、自分に何を気づけと言っているのだろう?」
という視点で考えるようにしてみると、
ちょっと何かが変わってきます。


芝居や映画やドラマは、そこで起こっている出来事をどう捉えるか?いろんな視点を与えてくれますよね。それと同時に、登場人物に感情移入することで、他の気持ちが理解できる感覚にもなります。だから私は好きです。「結局は作り話じゃん」と言われることもありますが、人がその人の人生フィルターを通して作っているものですからね、そこには真理もあると思いません?