Facebookなどで、話題になってますね。
アメリカのクラッカーHoney MaidのCMと、
その内容を巡っての一連の騒動をアートにした映像。
皆さんはご覧になりましたか?
まずCM。
「This is Wholesome(これが健全だ)」として、
ゲイのカップルの家族や異人種のカップル、
父親がタトゥーを入れてるロックな家族…などが取り上げられています。
これに対して、賛成意見も寄せられる一方、
「最悪」とか「認められない」という否定的な意見も
たくさん寄せられたのだそうです。
考え方は人それぞれですから、それは仕方のないこと。
私が「素敵だなぁ」と思ったのは、その後です。
二人のアーティストがそれをアートにしたプロセスがこちら。↑
まずSNSに投稿された、否定的な意見を
ひとつひとつプリントアウトして、一枚ずつ丸め、
筒状になった紙を貼り合わせてLoveという文字を作ります。
そして、否定的な意見の10倍以上になったという、
肯定的な意見も全てプリントアウトして、同じように筒状に丸め、
Loveの文字の周りを埋めていくのです。
このプロセスは、私たちが日頃、
自分と意見の違う相手と向き合った際に必要なことを、
目に見える形にして提示してくれた、
愛のある、あたたかいアートだなぁと思いました。
相手の意見を否定するのではなく、愛をもって尊重すること。
この二人のアーティストは女性ですが、
とても女性的な発想のアートでもありますよね。
男性性の時代から女性性の時代に移行したことを、
力を持って分離させるのではなく、
愛を持って統合していく時代に移行したことを、
象徴する内容だなぁと思います。
皆さんは、何を感じますか?