アン・ミカちゃんがまた本を出しました。
その名も「幸せの握力」!
サイン会を開催するとのメールをもらい、池袋のリブロに行ってきましたよ〜。
アンちゃんは、以前のブログにも書きましたが、私がオーラソーマを知るきっかけをくれた友達でもあります。私はオーラソーマを勉強したのが最初となり、ヒプノセラピー、レイキ、ゼニスオメガヒーリング…と学んでいくことになりましたので、それが今に繋がっていることを考えると、とても大きなポイントにいてくれた人。彼女もオーラソーマの資格を持ってますし、勉強家で努力家なので、いつも刺激を受けます。
テレビなどで、その極貧生活エピソードを聞いたことがある、という方もいるのではないでしょうか。7人家族で四畳半一間の生活。そこから始まって、いかに人生を切り開いていったのか? いかにして幸せを掴んだのか? とっても説得力のあるエッセイです。
アンちゃんの亡きお母様がまたいいんですよ〜。
保育園で不細工扱いされて傷ついた娘に、こう言う場面があります。
「ミカちゃん、大人になったら、目鼻立ちが整った人だけが『美人』と言われるわけではないのよ。一緒にいて気持ちいいな、心地いいな、と思える女性が『美人』なの。そんな大人になりましょうね。」
「1、姿勢をよくする。 2、口角を上げる。 3、相手の目を見て話す。 4、人の話をちゃんと聞く。 四つの魔法を実行していたら、大人になって絶対に『美人』になれるわよ。」
そして、うまくできると徹底的に褒めてくれたのだとか。子育てのヒントにもなりそうなエピソードもいっぱいです。
「人と人は鏡。相手が笑っていると自分も笑顔になるし、自分が笑えば相手も笑う。だから、もし相手が不機嫌そうな顔をしていたら、まず自分が笑顔になりなさい。そうすれば、相手もつられて笑顔になるはずよ。」
例えば、小学生の時。
仲良しだった友達から突然「ミカちゃんは韓国人やから一緒に遊んだらあかん、ってママに言われた」と言われてしまった時のこと。
「あら、そうなの?済州島はご飯がすごくおいしくて、自然がキレイで、家族が仲良しで、とてもいいところなのよ。明日学校に行って、そのことを教えてあげなさい。」
もしここでお母さんが娘がされた仕打ちに怒りを覚えていたら、娘の中にも差別への憎しみが生まれていたかもしれません。でもお母さんは、いいところを教えてあげなさい、と返した。これ、素晴らしいなぁと思いました。
アンちゃんの人生の波瀾万丈っぷりはなかなかのものなので、もし「私はツイてない」「私は幸せにはなれっこない」などと思っている人がいたなら、是非読んで欲しいな、と思います。どれだけ不運な出来事に襲われたとしても、自分次第でいくらでも這い上がれるものなのだということを、アンちゃんは身を以て見せてくれていますから。この本には、彼女が経験から得た実践的な哲学がつまっています。
・自分が「不運」だと思うあなたへ
・「失う恐怖」を乗り越えて下した決断
・手放したからこそ得られたもの
・何ごとも楽しんでやれば道は拓ける
・「経験すること」を恐れない
・「自己チューな選択」と「心に素直な選択」は違う
・自分に言い訳をして行動しない
・やりたいことが見つからない人へのヒント
・受け入れて謙虚に楽しむことでチャンスがやって来る
・『執着』をうまく捨てる人ほど幸せになっている
・自分を好きでいると気の流れがわかる
・相手によって態度を変えない
・怒りは一度飲み込んでみる
…目次をいくつか書き出してみるとこんな感じ。
私がこのブログで書いていることと重なる部分も多々あります。とっても共感できました。
本っていうのは、読むと、その著者と実際に会わずとも、そのエネルギーをいただけるもの。それは、遠い昔に書かれた本でもそうです。
皆さんもよかったら、是非この本を読んで、アンちゃんの幸せエネルギーと交流してみて下さいね〜。