「ヒルマ・アフ・クリント展」を見に
東京国立近代美術館に行ってきました🌿
(☞詳しくはこちら)
以前、ブログ
で辻麻里子さんを紹介しましたが、
辻さんの本を通して画家エマ・クンツを知り
好きになって、
エマ・クンツを調べてたら
ヒルマ・アフ・クリントも知り、魅かれ、
実際の絵も見てみたいなぁ💕って
ずっと思っていたのです。
ちょうど今晩のEテレ「日曜美術館」でも特集されてるので
ぜひですよ。☺️
ヒルマ・アフ・クリントは1862年生まれのスウェーデンの女性。
幼い妹さんを亡くしたことがきっかけだと思いますが
17歳くらいでスピリチュアリズムに興味を持ちはじめたそう。
特に影響を受けたのは神智学。
瞑想や交霊の集いに頻繁に参加して、知識を深めていきます。
1896年には(ヒルマ34歳の頃)
女性5人で「5人(De Fem)」というグループを組んで
交霊術でトランス状態になって、
高次の霊的存在からメッセージを受け取り、
自動書記や自動描画によって記録するっていうね✨
楽しかっただろうなぁ〜❣️
その中で、高次の存在から、
「物質世界からの解放」や
「霊的能力を高めることによって人間の進化を目指す」
神智学的教えについての絵を描くように、と
メッセージを受けとるんですね。
この啓示によって描かれた全193点の「神殿のための絵画」が
圧巻✨✨なので、
もちろん全部展示されてるわけじゃないけど
ぜひ直接エネルギー感じて欲しい〜っ。
特に、みんなそこに留まりたくなるであろう
人生の4つの段階(幼年期、青年期、成人期、老年期)
についての「楽園のように美しい10枚の絵画」は
ベンチもあって、座ってゆっくり観れるので
絵の中に入り込むような感じで
感じて、観じて、過ごしてみて下さい✨
「知恵の樹、Wシリーズ」も興味深かった。
細密画なので、細かいところも見るといいです。
ミクロとマクロ✨
「宇宙樹だなぁ…」って思いました。
一昨年、友達のアトリエにヒルマの画集を見つけて
気になっていた白鳥シリーズも見れました🌟
ちょうど、パワーアニマルセレモニーを受けて
私のパワーアニマルは「白鳥」だと言われ
「白鳥はつがいの方がパワーアップするんですよねぇ」とか
言われたばかりだったので、
余計にこの絵が、気になったんですね。😌
この白鳥シリーズ、実は深くて
「具象的な白鳥が抽象的、幾何学的形状に変化し、
最後再び具象性に回帰するプロセスが全24点で表現されます。
具象と抽象、光と闇、生と死、雄と雌といった
アフ・クリントの関心事である二項対立とその解消が、
さまざまなレベルで展開していきます。」
生命の循環そのものが描かれてる感じでした🌏
これも画集で気になってた「祭壇画」。
圧倒的存在感✨
その後シュタイナーの人智学にも傾倒し、
1000点以上の作品を残しつつも
生前はほとんど展示することもなく、
81歳で亡くなったヒルマ。
すべてを託した甥には
「死後20年間は展示しないように」と伝えたそうなので、
きっとそれもまた
高次の存在から啓示を受けていたのだろうし、
現象界と潜象界を行ったり来たりしてた人だから
描いてる目的が最初から『個』にはなく、
「認められたい!」なんて自我もきっと、なかったのでしょうね。😌
でも、時は来た🌟
やっと私たちが、追いついた‼️
海外の方の目線で語られたドキュメンタリーも面白いので
日本語字幕にして、ぜひ💓
私はまだ見てないけど
ユーロスペースで映画もやってます。(☞こちら)
いやぁ、こういった作品が
国立近代美術館で見られるようになったなんて。
ほんと、新たな時代✨を感じました。
いい時代だわ。