妹のためにもらったサイン。我ながらいい姉。(笑) 自分用にももらったんですが、どこかにいってしまいました… 家宝なのに…実家のどこかにあるはずなんですけどね。 |
今日は日テレで「紅の豚」をやってましたね。
私、会いたい人に会える運、っていうのを割と持っているみたいで、サザンしかり、SMAPしかり、小泉今日子さんしかり、UAしかり、ブランキーしかり… 宮崎駿監督にもお会いしてインタビューしたことがあるんです。(プロデューサーの鈴木敏夫さんにも!)
大学生の時、フリーペーパーの編集にも参加してまして、ちょうど「紅の豚」のプロモーション時期でした。
1992年、まだ古いスタジオジブリに、4、5人で伺ったんですが、私が一番詳しいのもあって、2時間くらい、ほとんど二人で話していたように記憶しています。1聞くと10は答えてくれる方で、ホントに楽しかったなぁ。
「私、特にラピュタが大好きなんです!」と熱く伝えたら、
「僕もですよ!」と言ってもらえたのが、妙に嬉しかったです。
優しいおじさんでした。
まだ私も20才になったばかりで、今では恐れ多くて聞けないことも、あれこれ聞いたような…(笑)録音しとけばよかったです。
その時も「次で引退します」っておっしゃってて素直にショックだったけど、もちろんそれからも皆さんもご存知の素晴らしい作品、いっぱい作ってくれましたよね。毎回、そういう気持ちで作ってきたんだろうなぁ…と思います。評価って、されればされるほど、次へのプレッシャーもハンパないでしょうしね。今回の引退宣言はホントにホントみたいで寂しいし残念ですが、私もファンの一人として、心からの感謝で見送りたいです。
先日見た「風立ちぬ」の制作を追ったテレビのドキュメンタリー番組で、印象的だった監督の言葉があります。(↑これではないですが。)
「やることの意味なんて分からないの。作ってるときは分からない。意味を考えて作ってるんじゃない。」
「世の中の大事なことって、たいてい面倒くさいんだよ。」
意味ばかりを考えて立ち止まってしまう方にも、
面倒くさいことをついつい避けてしまう方にも、
響く言葉じゃないのかなぁと思いました。
だって、こうも置き換えられるじゃないですか。
「生きることの意味なんて分からないの。生きてるときは分からない。意味を考えて生きてるんじゃない。」
私にはむしろ、そんなふうに聞こえてしまいました。
監督は終始、「子供たちに『この世は生きるに値するんだ』ということを伝えたい」とおっしゃってますが、すごく大切なことですよね。
子供のときにそう思えるか思えないかで、大人になってからの生き方も大きく変わりますから。あと、「あなたは生きるに値するんだ」ってことも。
私のお客さんにも、子供時代に、特に親から否定的なことを言われたことで、大人になった今でも自己評価が極端に低かったり、自己否定感が強かったり、結果、まわりを必要以上に気にしてしまって、思いのままに生きることができずに苦しんでいる方が、本当にたくさんいらっしゃいます。
だから私は私で、自分にできることは全部駆使して、それを伝えていきたい、と思うのです。一人一人の無意識、そして大人の無意識の中にいる子供たち(インナーチャイルド)をヒーリングしていくことが、やがて、全体に還っていくと信じています。
波紋みたいに。
この秋公開される、ジブリを追ったドキュメンタリー映画「夢と狂気の王国」も楽しみです。