先月、父と迎賓館(赤坂離宮)に行ってきました。
本当はもともと母が「行きたい!」と言うので、抽選に申し込んで3名分予約していたんですが、当日の朝、病床にあった17歳の愛猫ミッキーがもう死んでしまいそうだから、、という電話があって、母は来られず。。また次回、連れていってあげたいと思っています。(実際、ミッキーはこの日、母に看取られながら逝ってしまいました。)
皇居勤労奉仕に参加させてもらうようになってから、
私は皇室にまつわる建築物に関しても、とても興味がわくようになりました。
迎賓館は、明治42年にもともと東宮御所として建てられたもの。
昭和天皇や今上天皇が一時期住んでいましたが、東宮御所として使われることがあまりないまま、戦後、皇室から行政に移管されたそうです。その後、日本が国際社会に復帰するにつれて、外国からの賓客を迎えることが多くなったので、5年以上の改修工事を経て、108億円かけて今の迎賓館となったとのこと。
本館、正門、主庭噴水池などは国宝でもあります。
☆2013年11月初めての皇居勤労奉仕のお話はこちら。
☆2014年4月2度目の皇居勤労奉仕のお話はこちら。
☆2014年12月3度目の皇居勤労奉仕!初団長篇のお話はこちら。
☆2016年4月 4度目の皇居勤労奉仕!2度目の団長篇のお話はこちら。
まずは予約していた和風別館「游心亭」の見学ツアーから。
ガイドの方が30分以上かけて案内してくれます。
ちょうどこの時、パラパラと雨が降って来て…
中に入った頃、雨脚が強くなり出し…
(写真の池の水面を見ると、分かるかと思います)
そして、見学が終わった頃には止み始めるという…
ありがたいお天気。
龍神さん、ありがとう。^ ^
中の写真は撮れないので、興味のある方は実際に見に行ってみて下さいね。
その後、主庭にある国宝の噴水をさーっと見つつ、
17:00で閉まってしまう本館を見に、急ぎ足。
来た時はたくさんの人が並んでましたが、もうすっかりはけて、人が少ない中で静かに見学できて、よかったですよ。
ここも中の写真は撮れないので、
興味のある方はこちら、内閣府のHPでどうぞ。
でも写真ではこの絢爛豪華な様は伝わりきらないので、
ぜひ見に行って欲しいです。
こんなところが日本にあるなんて!!!
って思いますよ〜。
ヨーロッパのお城にいる気持ちになります。
もう一度、ゆっくり見に行きたいくらい。
天井に描かれた絵も、壁面に飾られた七宝に描かれた花や鳥も、
とても見応えがありました。
日本らしいなぁ…と感心したのは
中央階段を昇ると朝日の絵が見え、
降りる時には夕日の絵が見えるようになっているところ。
そういう気遣い、なんかいいですよね。
そして「朝日の間」。
天井に描かれた「朝日を背に香車を走らせる女神オーロラ」の絵に由来した名前だそうですが、その絵のまわりには桜も描かれていて、その桜が散って床に広がり落ちたかのように、絨毯にも桜の花びらが織り上げられているんです。
こういう繊細な心遣いも、日本らしいなぁと思うのです。
こちらの映像でも見られますので、興味のある方はどうぞ。
こちらが入り口になります。
菊の御紋と、洋風なような、アラビックなような、ミックス具合が面白いですよね。
中の絵も、和洋折衷具合が面白いものが多かったです。
すっかり人がいなくなった時間帯のおかげで、
前庭で、誰も写り込まずに写真が撮れました。
17:00ギリギリっていうのも、意外とオススメです。
これ、上の写真の反対側バージョン。
こちらはさすがに、帰り際の方々が写り込んでます…。
もうすぐ門が閉まるところ。スタッフ以外、誰もいない。。
私、水色と金の門、結構好きです。
外側の門も、かなりりっぱです。
日本じゃないみたいですよね。
なんと、夏休み特別企画として、
8月4日から30日(毎週水曜日を除く)まで、
本館・主庭は、事前の予約又は当日の整理券なしで、
料金を支払えば入場できるようになったそうです。
この機会に行ってみてはいかがでしょう。
本館だけでも十分時間作って見に行く価値あると思いますよ。
詳しくは内閣府のHPをどうぞ。