私が録画してでも見ている番組に「クレイジージャーニー」(毎週木曜・深夜0:10 TBSテレビ)があります。
タイトル通り、ハンパない、かなりクレイジーな旅模様がこれでもか!とばかりに登場するんですけど、ま〜、どれもこれも面白いったら。
「バカと天才は紙一重」と申しますが、まさにそんな感じといいますか… なにせレベルが「クレイジー」だけにね、普通では考えられないというか、避けようとするところをあえて行く、他人がなんと言おうが知ったこっちゃない、どこまでも我が道を行く!! そんな冒険者たちが日本にもこんなにいるってことに拍手喝采ですよ、毎回。
例えばリヤカーマンの永瀬忠志さん。
2005年に植村直己冒険賞をとってるくらいスゴイ方なんですが、大阪で高校教師をしながら、お金ができたらリヤカーをひいて旅に出る… そんな旅をもう41年間も続けているんですね。41年間でリヤカー引いて歩いた距離は地球一周4万kmを越える4万7000kmにもなるとか。
これだけのことをやるってことは、さぞかしアツい、松岡修造みたいな人なのでは?!って思うじゃないですか。でも、永瀬さんの面白いところは、ひょうひょうと、淡々としているところ、なんですよねぇ。^ ^ ;
「(旅に出ると)『何が面白くてこんなこと始めたんだ』って帰りたくなるんですね」って笑う。
私これ、ちょっと分かるんですよねぇ。。^ ^;
比べ物にはなりませんが、24才の時、タイ、インド、ネパールを二ヶ月間一人旅した時のことでした。最初のバンコクでいきなり2万円近くだまし取られ、ヘコんだスタートとなりまして。
でもって、インドに着いてカルカッタで最初に泊まった宿は「ここは監獄か?!」みたいな部屋で。(笑)空港で知り合った日本人に「カルカッタはこの時間から宿を探すとなるとなかなか見つからないと思うから、最初に見つけたら、もう迷わずそこに決めちゃった方がいいよ」と言われたので、それに従ったのでした。
その後、ダージリン地方へ移動した辺りで、雪が降るくらい寒いのに、暖房は一切なく、お湯シャワーも途中で止まるっていう…「ヤバイ、このまま寝たら凍死するんじゃないか?!」って震える夜を過ごし… 「あぁ〜、なんでこんな旅始めちゃったんだろうなぁ… これから二ヶ月間、毎日町に着いては宿探しから始めなきゃならないなんて。。あぁ〜、家のあったかい布団が恋しい〜!!」って、嘆いた嘆いた。
でもねぇ、、二週間もたつとペースがつかめてきちゃって、二ヶ月たつ頃には「もっといたい…まだまだいれる…」ってなってくんですよ。(*>∀<)ノ
「何でこうなったんだろう、って思うんですけど、19才の時にリヤカー使っちゃったから」って笑う。
「自分でも『なぜこんな旅してるんだろう』って思うんですけど・・・答えがはっきり分からない。 41年なんでこんな旅してるんだろうって自分で自分に問いかけるんだけど・・・わかんない」って笑う。
理由ありきで行動しようとする人が多い中、
わかんないけど行動するって、いいねっ!!って思います。
思考じゃなくて、ハートで行動してるってことだから。
それでいいと思うんです。
意味とか理由とか、そんなの別にいい。
後から、つけたきゃつければいい。
☆ブログ「意味とか、理由とか。」はこちら。
「できるって分かってることをやっても楽しくないし。
できるかどうか分からないことをやってみたい。」
↑この考え方は、「クレイジージャーニー」に出てくる人達に共通してる感じがします。
予測できないこと、に対して不安よりも好奇心が勝ってる。
自分の想像を超える何かが起こることを楽しんでるんですねぇ。
世界の奇界遺産を撮り続ける写真家・佐藤健寿さんとか、
世界のスラム街に危険を百も承知で潜入取材する丸山ゴンザレスさんとか、
北極点無補給単独徒歩に命がけで挑む冒険家・荻田泰永さんとか、
国内外1000以上の洞窟を探検、死と隣り合わせの人類未踏の難所にも挑み続ける吉田勝次さんとか、
アフリカ少数民族の写真を撮るために同じ姿になってコミュニケーションを計る写真家・ヨシダナギさんとか、
アラスカの大自然の中にたった一人で入ってキャンプ生活しながら、熊やクジラなどに超接近して命がけで撮影する写真家・松本紀生さんとか、
1300年で2人目という、千日回峰行&四無行を制した僧侶・塩沼亮潤さんとか、
もうとにかく、すごい人ばっかり。
でも、危険だから真似しない方がいいよ、っていうクレイジーな偉業ばっかり。
他人の意見なんてものを聞いてたら、まずできないよねぇ…
反対しかされないでしょう。(笑)
やりたいから、やる。
この意思の強さ、固さには恐れ入ります…
私は突き抜けたクレイジーって大好きなので、
そういうのが好きな方にはぜひ見ていただきたいっ!!
ちなみに本日7/18(月)夜9:45〜スペシャルやりますよ☆