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2013/03/15

シルク・ドゥ・ソレイユの魔法 <滞在記その2>



私はラスベガスみたいな人工的な町はホントは苦手だけども、
今回はとにかくシルク・ドゥ・ソレイユが見たくてわざわざ寄りました。

そしてその価値は十分にアリ!
ただのサーカスじゃないです。素晴らしい総合芸術でした。

以前から友達に
「ベガスのシルクはスケールが全然違うよ!絶対見といたほうがいい!」
と言われていて機会を待っていたんですが、確かにその通り。


大人気でなかなかチケットが取れないとも言われる「O(オー)」は、
最前列のど真ん中で見たせいもあるかもしれないけど、
時に水しぶきを浴びながらも、やっぱりダントツで好きでした。

ステージ中央の巨大プールの装置といい、
衣装といい、
パフォーマンスといい、
あの幻想的で洗練された世界観は何なんでしょう。

寺山修司から日本的泥臭さを抜いた感じというか。
極上アート。極上ファンタジー。
また見たいです。

(しかも同じ会場に偶然、以前勤めていた会社の同僚もいたことが、
facebookを通じて発覚。
「須藤さん、最前列にいませんでした?」って。笑
世界って、狭い…)


「KA(カー)」はアクロバットも衣装も
もっと男っぽくてロックな感じ。
「O」の方がしなやかで女性的です。


日本じゃまず無理そうなお金のかかりっぷりの舞台装置もすごい。
劇団新感線のスケールデッカイ版、みたいな。(笑)
最後には花火まであがります。ゴージャス!


「The Beatles LOVE(ビートルズラブ)」
以前ドキュメンタリー映像で、
オノ・ヨーコさんとか奥様方が現場で
「ここはこうした方が」とかいろいろ試行錯誤したりしてるのを見て、
ずっと見たいと思ってたのでした。


「O」「KA」と比べると規模は小さめだし、満席ではなかったけど、
クオリティーはやっぱり高い!ライブ感もいい。

帰りはお客さんがあちこちでビートルズを口ずさんだり
口笛吹いたりして歩いてて、それも微笑ましくてよかったです。

All you need is Love♪ その通り!


しかしどれも、私が日本で見たシルクとは全然違いました。
なんでだろう。。

現実問題、このままの規模で日本に持ってくるのは難しいんだろうな、
と思います。

週5回、1日2回公演を続けていてお客さんが入るという、
ラスベガスの集客力には恐れ入る。
良くも悪くもアメリカ的な、すごい町だわぁ、と思います。


石岡瑛子さんが衣装を担当した「Varekai」もいつか見たい。
今は南米を遠征中みたいです。日本にも来ればいいのになぁ。
でも、日本にも5月から
「MICHAEL JACKSON The IMMORTAL」が来るんですよね。
どうしよう・・・また見に行ってしまったりして。(笑)


さて、興味のある方のためにチケットの取り方ですが、
「O」は会場のBellagio(ベラージオ)のサイト英語版の方
夜10:00からの公演が20%off select show tickets として販売されていたので、
それで取りました。
公演の2週間くらい前で最前列のど真ん中の席が取れたので、
英語ができる方にはオススメしますよ。
買う前に席を確認することもできます。
税金が10%、サービス料が$10.95、別途かかりますので
結構な金額になりますが、それでも個人的に「O」はオススメ。
あれはナマで体験すべきです。


「KA」と「LOVE」はBoom(ブーム)という
シルク・ドゥ・ソレイユ提携チケット代理店で取りました。
こちらの作品にはブームの特別料金が設定されていて、
むしろ公式サイトから買うより安かったからです。
その代わり、返事をもらうまでに3日間くらい時間がかかります。


どちらにしても、公演の1時間前までにチケットオフィスに出向いて
チケットを受け取る必要がありますので、お忘れなく!
並んでいることも多いので、
時間には余裕を持った方がアセらずにすむと思いますよ。
ちなみにそれぞれの会場にわざわざ行く必要はなく、
私の場合であれば、Bellagioのチケットオフィスで
3公演のチケットを一遍に受け取ることはできました。


あとは・・・絶対に見たい!という場合は
上記の方法をオススメしますが、
「もし見れたら見たい」くらいな感じであれば、
ラスベガスに着いてから、公演当日に
TIX 4 TONIGHTというディスカウントチケットショップに
並んでみることをオススメします。
FASHION SHOW MALLやCASINO ROYALEなど、
あちこちにありますよ。どこも行列ができてますが。
「O」はまず出ませんが、他のものは大体あったかな・・・


舞台は魔法だと思います。
その場にいる人を皆、違う世界に誘ってくれる。
人間の想像力と創造性の素晴らしさを、ぜひ感じてみて下さい。
限界は、自分が作り出している幻想に過ぎないかもしれない、と思わせてくれます。


滞在記その1「誕生日を、大自然の中で過ごす」はこちら。
滞在記その2「シルク・ドゥ・ソレイユの魔法」はこちら。
滞在記その3「母なる大地、地球を感じに(モニュメントバレー・アンテロープキャニオン・グランドキャニオン)」はこちら。
滞在記その4「石を投げればサイキックに当たる」はこちら
滞在記その5「たまにはヒーリングされてみる」はこちら
滞在記その6「ベルロック、コートハウスロック、ホーリークロス教会、カセドラルロック」はこちら。
滞在記その7「ウエストフォーク・オーククリーク」はこちら。
滞在記その8「ボイントン・キャニオン、カチーナ・ウーマン、レッドロック・クロッシング、シュネブリーヒル」はこちら。
滞在記その9「セドナで泊まったところ」はこちら。
滞在記その10「阿弥陀ストゥーパとお店巡り」はこちら。
滞在記その11「ゴーストタウンと呼ばれる町、ジェローム」はこちら。
滞在記その12「チムニー・ロックとサンダーマウンテン」はこちら。
滞在記その13「気球に乗ってどこまでも♪」はこちら。
滞在記その14「シャーマンズ・ケイブ」はこちら。