セドナには「石を投げればサイキックに当たる」というくらい、サイキックやヒーラーがたくさんいます。せっかくなので、私もリーディングとヒーリングを受けようと、行く前から調べて予約を入れていました。
その一人がWanda Zum Mallen(ワンダ・ザム・マレン)。
日本人には何かと評判がいい感じだったので、そんなにすごいなら一度会ってみたいなと思い、1ヶ月ほど前にこちらのサイトから直接メールして「●日〜▲日までセドナにいるんですが、空いている日はありますか?」と聞いてみました。すると翌日には返事が来て、指定されてきた日時はなんと、私の誕生日の朝! なんだか意味がありそうな、と思い、その日はワクワクしながらワンダの家まで行ったわけです。
すると…
…い、いない…
う〜ん。こんなことってあるんでしょうか?(笑)
誕生日の朝に、なんの暗示〜っ?!
携帯は圏外だし、電話もメールもできないので、とりあえず、ワンダが自宅以外でセッションしているRed Rock Spa に車を走らせました。場所を勘違いしているのかも、と考えたからです。ところが行ってみるとClosedのサイン。どうやら勘違いではなさそうです。
なので今度は近くのレストランに頼み込んで電話を借り、ワンダにもらっていた電話番号に電話してみました。ところがこちらも留守電…。仕方がないのでメッセージを残し、再度ワンダ宅に車を走らせ…でもやはりおらず。
これ以上やりようがないので、「何があったんでしょう?ここに泊まっているのでこの電話番号に電話下さい。連絡待ってます。」と手紙を書いて玄関のドアに挟んでおきました。
B&Bに戻ってメールもして、「今やれることは全部やった!」と一旦諦め、その日はカチーナ・ウーマンとチムニー・ロックをトレッキング。でもやっぱり気になる。一体どういうことなんだろう…?
そして夜10時過ぎ。やっとワンダから電話がありました。
「本当にごめんなさい!母が心臓発作で倒れてずっと病院にいて今戻ったの」
あぁ…そういうことか…それは責める気にはなれない…
「そしたら明日、時間を作ってもらうことはできますか?明日が最終日で、明後日の朝には帰るんです。」と言うと、「それは無理。予約でずっといっぱいだから。」
うーむ…さすがアメリカ人。
日本人なら緊急事態とはいえ自分の都合でお客さんの予約をダメにしてしまったら、例え労働時間外でもなんとか時間を作ってセッションしようとするところですが、アメリカ人はこんな状況でもそれはしないんですねぇ…なんだか解せないけどお国柄だから仕方がない。
でも、結局キャンセルがあったということで、翌日11時にめでたく会うことになりました。ほっ。
メールで誕生日と時間と出生場所を聞かれていたので、すでにパソコン上には私のホロスコープが用意されていました。そしてまず最初に「聞きたいことはありますか?」と聞かれるので、いくつか伝えます。でも、その質問にはすぐに答えてくれません。ホロスコープの説明とか、占星術から入ります。
こんなふうに本を見せられ、「あなたはダイヤのキングだから、ビジネスで成功するわよ。ここ、読んでみて。この本、私のお気に入りなの!」と言われました。サイキック・リーディングを期待していたので、いきなりのざっくばらんすぎる展開に「え、本…?」と若干引き気味な自分。ワンダさんが占星術や手相も使うことは知っていましたが、日本で占い師さんが他人の書いた本を読ませるって、たぶんあんまりないですよね…?(笑)
ホロスコープでは「あなたはスーパーサイキックね!ただのサイキックじゃなくて、スーパーよ。」とも言われました。またです。しかもスーパーですよ。(笑)でもこれだけいろんな人たちに言われるってことは、きっと何かあるんでしょうねぇ。
「strong communicator」とも。これは過去の仕事にも通じるものがあるので、ありがたいし、納得。
そして手相を見ながら「55 歳で何か教えるようにもなる。でも始めたければいつでも始められるけどね。」とも。実際、今ももう教えてもいますので、本格化するってことかな、と思いました。そのためには「自分に制限を設けないこと」。「このヒーリングも学ぶといいわ」と具体的な提案ももらいました。
世界地図を見ながら、仕事にいい場所はこの辺、健康はこの辺、お金はこの辺、恋愛はこの辺…というのも教えてくれます。過去世ラインというのもあって、私はインド、チベット近辺にも関係が深いと言われました。実際すでにインドに2回、チベットに1回行ってますしね。この先また行く気もするし、そうなんだろうなぁと思います。
そしてひとつ話すごとに「他に何か質問はある?」と聞かれるので、ついそこで質問してしまうと、気づけばあっという間に60分が経過…。
私が予約していたのは60分$120だったので、「いつになったら最初の質問に答えてくれるんだろう…」と気にはしていたのですが、60分たってようやく本題に入りました。時間のことは、どう思っているのか…?
まぁ、いっか。このユルさが、セドナ。(笑)
でもってここからは、割とサイキックリーディング。
「今世に関わりの深い前世」には「チベットでシャーマンのような女性だったわね。その時の人生が、今世にものすごく強い影響を与えてる。」。
…出ました。またもやシャーマン。
すでに知っていただけでも、インディアンでシャーマンで、イギリスでは魔女で、フランスではサイキックな修道女で、日本では巫女で。私の人生、一体どれだけそっち系?!って話です。(笑)
「ガイドは…」と言うと、おもむろに手相を見て線を数え「12人もいるわよ!わぉ。」
去年アンにリーディングしてもらった時は「ガイドが9人と、ゼニスのガイドが6人、計15人」って言われたので、普通のガイドという意味なら増えてるし、総数だったら減ってることになりますね。(ゼニスを習うと、ゼニス専門のガイドが付くんです。もちろん目には見えませんけどね。いつもヒーリングワークのサポートをしてくれます。)
「チベットから連れて来ているガイドもいるわ…アステカからも!なんてカラフルな衣装なのかしら。」
最近父の体の具合が悪いので、それについても聞いてみると、霊視で体内スキャンをしてくれて「おそらく…心臓からきているわね。コエンザイムQ10を毎日100mg飲むようにするといいわよ。お父さんは血液型は何型?」「A型です」「それじゃ、A型が食べるといいもののリストを渡すわね。」と言ってリストもくれました。万人に共通することを言われるとちょっと興ざめてしまう自分もいるのですが、ありがたくちょうだいしました。
そんなこんなであっという間の90分。
60分て話だったけど、料金はどうなるのかなぁ…と思ったら、「90分たったから$180ね。」とそこはしっかり取られました。ガイドブックなどを読むと「チップは別途$20くらい」と書かれているので、昨日からの流れもあるしどうしたもんかなぁと思いつつも、それも渡し、計$200。でも、宿の方に聞いたら「どこか場所を借りてやってる場合は、場所代もあるしチップを渡すのが一般的だけど、自分の家でやってる場合はそのまま入るし、特にチップの必要はないと思うけどねぇ。」と言っていたので、そこは気持ちでもいいのかもしれません。
今回お会いしてみて、個人的には、ワンダは確かに能力も知識もあるしいい方だと思いますが、絶対にワンダじゃなきゃ!ってこともないかな、と思いました。自分がどういうことを求めているかによりますね。サイキックリーディングを求めているのであれば、変に占星術や手相が入ってこない方がいいかもしれませんし。
セドナにはいろんなタイプの方がいるので、自分が求めていることに合った人を見つける、もしくは現地での縁に任せてみる(現地で出会った人の紹介とか、たまたまお店で気になったチラシとかね)、というのもいいんじゃないでしょうか。
私も縁あって今までいろいろなサイキックの方とお会いしているので、日本にも素晴らしいサイキックの方はたくさんいるし、ワンダばかりがすごいとは思いませんが、もし会ってみたい方は今年なんと、初の来日予定があるらしいです。11月予定らしいので、興味のある方はマメにワンダのサイトをチェックするといいと思います。
また、セドナに行くけど英語ができないので直接申し込むのは無理、という方は、ワンダの場合いくつかの代理店(クラブワールドとかATLAS AMERICA INTERNATIONALとか)からも申し込めますので、検索してみて下さい。
ちなみに数日後、セッションの内容を録音した音声ファイルをメールしてくれるのですが、日本で聞き直してみると、その時は気づけなかったことが気づけたりして、いいですよ。
長くなってしまったので、ヒーリング体験については、またおいおい〜。
★滞在記その1「誕生日を、大自然の中で過ごす」はこちら。
★滞在記その2「シルク・ドゥ・ソレイユの魔法」はこちら。
★滞在記その3「母なる大地、地球を感じに(モニュメントバレー・アンテロープキャニオン・グランドキャニオン)」はこちら。
★滞在記その4「石を投げればサイキックに当たる」はこちら。
★滞在記その5「たまにはヒーリングされてみる」はこちら。
★滞在記その6「ベルロック、コートハウスロック、ホーリークロス教会、カセドラルロック」はこちら。
★滞在記その7「ウエストフォーク・オーククリーク」はこちら。
★滞在記その8「ボイントン・キャニオン、カチーナ・ウーマン、レッドロック・クロッシング、シュネブリーヒル」はこちら。
★滞在記その9「セドナで泊まったところ」はこちら。
★滞在記その10「阿弥陀ストゥーパとお店巡り」はこちら。
★滞在記その11「ゴーストタウンと呼ばれる町、ジェローム」はこちら。
★滞在記その12「チムニー・ロックとサンダーマウンテン」はこちら。
★滞在記その13「気球に乗ってどこまでも♪」はこちら。
★滞在記その14「シャーマンズ・ケイブ」はこちら。
★滞在記その2「シルク・ドゥ・ソレイユの魔法」はこちら。
★滞在記その3「母なる大地、地球を感じに(モニュメントバレー・アンテロープキャニオン・グランドキャニオン)」はこちら。
★滞在記その4「石を投げればサイキックに当たる」はこちら。
★滞在記その5「たまにはヒーリングされてみる」はこちら。
★滞在記その6「ベルロック、コートハウスロック、ホーリークロス教会、カセドラルロック」はこちら。
★滞在記その7「ウエストフォーク・オーククリーク」はこちら。
★滞在記その8「ボイントン・キャニオン、カチーナ・ウーマン、レッドロック・クロッシング、シュネブリーヒル」はこちら。
★滞在記その9「セドナで泊まったところ」はこちら。
★滞在記その10「阿弥陀ストゥーパとお店巡り」はこちら。
★滞在記その11「ゴーストタウンと呼ばれる町、ジェローム」はこちら。
★滞在記その12「チムニー・ロックとサンダーマウンテン」はこちら。
★滞在記その13「気球に乗ってどこまでも♪」はこちら。
★滞在記その14「シャーマンズ・ケイブ」はこちら。